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『お嬢と番犬くん』第1話感想

『お嬢と番犬くん』第1話「春とはじまり」

 

 

作品について

はつはるさんの少女漫画が原作。

 

ojoutobankenkun.com

高本宣弘監督。『破天荒遊戯』(2008)、『07-GHOST』(2009)、『べるぜバブ』(2011)などの監督。

皐月彩さんがシリーズ構成・脚本。女子柔道を描いた荻原健監督『もういっぽん!』(2023)のシリーズ構成・脚本がとてもよかった。

番由紀子さんがキャラクターデザイン・総作画監督真下耕一監督の『.hack//SIGN』(2002)や『AVENGER』(2003)のキャラクターデザイン・作画監督。『弱虫ペダル』シリーズ第3期-第5期のキャラクターデザイン・総作画監督

project No.9がアニメーション制作。

 

 

感想

両親の死により暴力団組長の祖父に引き取られた少女と、その世話係である若頭の話。結構コメディ要素が多い。

川崎逸朗監督『組長娘と世話係』(2022)は、小学生を守るヤクザの話だった。

啓弥のキャラクターデザインは目にハイライトを入れていないから、怖い人に見える。

エンディングアニメーションは可愛い。本編のキャラクターデザインはちょっと独特。

啓弥は一咲と両想いになったら、お嬢に手を出したとして落とし前をつけさせられそう。

喫煙などが発覚したら停学処分になって、一咲を守れなくなるのに。

 

少女漫画におけるヤクザは現実の反社会的勢力ではなく、都合がいいちょっと変わったキャラクター設定に過ぎない。現実は他人を食い物にする連中だが。

暴対法が施行されて以降は、暴力団員とその家族は一般的な社会生活を営めないらしい。銀行口座を作れない、携帯電話やスマホを契約できない、など。他人に代理契約を依頼するのも当然違法。家族が大切なら、反社から足を洗い堅気になって働けばいいのに。

若頭なのに本当に若い。現実では若頭は老人暴力団員の肩書だから。

 

project No.9が珍しく女性向けアニメを制作している。今まで、各作品の製作委員会幹事プロデューサーはproject No.9に女性向け作品をほとんど発注してこなかったわけだが。

 

 

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キャスト

瀬名垣一咲:鬼頭明里
宇藤啓弥:梅原裕一郎
田貫幹男:榎木淳弥
関谷香織:中原麻衣
勝木:青山吉能
安藤:上田瞳

 

 

第1話スタッフ

脚本:皐月彩
絵コンテ・演出:高本宣弘

総作画監督:番由紀子
作画監督:藤澤俊幸、瀬戸良兼、大野勉

 

 

メインスタッフ

原作:はつはる
監督:高本宣弘
シリーズ構成・脚本:皐月彩
脚本:平見瞠、冨田頼子
キャラクターデザイン:番由紀子
色彩設計:木幡美雪
美術監督:葛琳
撮影監督:浅川茂輝
編集:瀧川三智
音響監督:郷文裕貴
音響効果:安藤由衣
音楽:伊藤翼
音楽制作:ポニーキャニオン
プロデューサー:
アニメーションプロデューサー:村崎孝行、糀谷智司
アニメーション制作:project No.9
製作:「お嬢と番犬くん」製作委員会