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『ビリーブ 未来への大逆転』感想

『ビリーブ 未来への大逆転』
原題:"On the Basis of Sex"
製作年:2018年
製作国:アメリカ合衆国

 

 

作品について

ミミ・レダー監督。

のちにアメリカ合衆国最高裁判所陪席判事となるルース・ベイダー・ギンズバーグの人生と初期の案件を描いている。

伝記リーガルドラマ映画。

 

 

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感想

いい映画。

NHK BS1の『BS世界のドキュメンタリー』で放送されたドキュメンタリー映画、ベッツィ・ウェスト監督&ジュリー・コーエン監督『RBG 最強の85才』(2018)もよかった。

 

1950年代のアメリカは、男性社会で女性が発言すると男性がまぜっかえすのが日常だったのかな。

ハーバード・ロー・スクール入学式後の晩餐会で、男性教授が9人の女子学生にだけ入学の動機を発表させた。男性の受験生を押しのけてまで、という当てつけ。

ルース・ギンズバーグが既婚であること、同じ法科大学院生である夫を理解するために入学したという理由を知り、教授も学生も戸惑っていた。異なる人種、あるいは異星人を見たときのように。

 

ケニヨンが国民の心を変えるのが先、法律を変えるのは後、と忠告したシーンで、ケニヨンを室内の陰に埋もれさせる演出と撮影がいいね。

 

判事が憲法には女性という言葉は使われていないと述べたので、ルースは自由という言葉も憲法には存在しないと答えた。

"You can right this wrong."

 

 

キャスト

ルース・ベイダー・ギンズバーグ: フェリシティ・ジョーンズ
マーティン・D・ギンズバーグ: アーミー・ハマー
メル・ウルフ: ジャスティン・セロー
ドロシー・ケニヨン: キャシー・ベイツ
アーウィン・グリスウォルド: サム・ウォーターストン
ジェーン・ギンズバーグ: ケイリー・スピーニー
ジェームズ・スティーヴン・ギンズバーグ: カラム・ショーニカー
ジェームズ・ボザース: ジャック・レイナー
アーネスト・ブラウン教授: スティーヴン・ルート
ルース・ベイダー・ギンズバーグ: 本人

 

 

スタッフ

監督:ミミ・レダ
脚本:ダニエル・スティープルマン
製作:ジョナサン・キング、ロバート・W・コート
製作総指揮:カレン・ループ、ジェフリー・スコール、ベッツィー・ダンベリー、ダニエル・スティープルマン
撮影監督:マイケル・グレイディ
編集:ミシェル・テゾーロ
音楽:マイケル・ダナ
製作会社:フォーカス・フィーチャーズ、パーティシパント・メディア、ロバート・コート・プロダクションズ、アリババ・ピクチャーズ
配給:フォーカス・フィーチャーズ (米国)、ギャガ (日本)

 

プロダクションデザイン:Nelson Coates
美術監督:Raymond Dupuis, Camille Parent, Paola Ridolfi
セット装飾:Emmanuelle Boies, Sylvain Mendez, Sonia Venne
衣装デザイン:Isis Mussenden

key hair stylist: Lydia Bensimmon (as Lydia Benaim) (Washington DC)
key makeup artist: Gina W. Bateman (as Gina Bateman) (Washington DC)

sound mixer: Jean Camden
re-recording mixers: Christian T. Cooke, Brad Zoern
supervising sound editor: Jill Purdy
sound effects editor: J.R. Fountain
foley artist: Steve Baine
ADR mixers: Jon Vogl, Jeffrey Roy (Los Angeles) (uncredited)

special effects supervisor: Mario Dumont

visual effects supervisor: Jay Randall
visual effects producer: Marie Castrie for Mr. X
visual effects executive producer: Sarah McMurdo for Mr.X