『フィフス・ウェイブ』
原題: The 5th Wave
製作年：2016年
製作国：アメリカ合衆国
作品について
リック・ヤンシーのヤングアダルト小説シリーズ三部作の第1巻が原作。
同じくティーン小説である、スーザン・コリンズの『ハンガー・ゲーム』シリーズやコーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』と好意的に比較されたそうだ。そして評論家はステファニー・メイヤーの『トワイライト』シリーズを引き合いに出している。
A modern sci-fi masterpiece, this compelling book — the first in a series — should do for aliens what Twilight did for vampires as it brings outer-space entities to Earth for the sole purpose of complete annihilation of mankind.
コロンビア映画は最初から三部作の映画化権を取得したようだけど、続編に関する報道はない。
監督
J Blakeson監督はホラー映画『ディセント2』(2009)の脚本を共同執筆。『アリス・クリードの失踪』(2009)で長編映画を初監督。Kudos製作/BBC放送のミニシリーズ"Gunpowder"(2017)、Netflix配信の映画"I Care a Lot"(2020)を監督。監督作はいずれも高く評価されている。
酷評されたのは『フィフス・ウェイブ』だけ。
感想
SFアクション映画。
地球外生命体と戦う前に地球人同士で殺しあう。軍人と民間人の緊張の中で銃が暴発、発砲が始まったから、陸軍が民間人を大量殺戮。銃社会のアメリカだからこうなる。
地面に落ちてたタバコの火を消してあげた。スナイパーに狙撃され、太ももを撃たれる。
子どもを洗脳して兵士に育成。大人は洗脳できないから処分したのか。
異星人「アザーズ」。
宇宙人が攻めてきたという話なのに、緊張感がない展開。
CGI、ストーリー展開、脚本が悪いと批判されたのもうなずける。
脚本の初稿を書いたスザンナ・グラントにしろ、改稿したアキヴァ・ゴールズマンとジェフ・ピンクナーのチームにしろ、実績のある脚本家たちなのに。
一般論で言うと、作品の失敗はプロデューサーの責任だね。監督や脚本家を雇い、各スタッフや各キャストと打ち合わせをして、上がってきたものに対して承認・却下(リテイク)の判断をする仕事だから。
こっちはこっちで、グレアム・キングは名プロデューサーなんだけど。
キャスト
キャシー・サリヴァン：クロエ・グレース・モレッツ(沢城みゆき)
ベン・パリッシュ / ゾンビ：ニック・ロビンソン(木村良平)
オリヴァー・サリヴァン：ロン・リビングストン(高瀬右光)
リサ・サリヴァン：マギー・シフ(槇原千夏)
エヴァン・ウォーカー：アレックス・ロー(小松史法)
レズニック軍曹：マリア・ベロ(仲村かおり)
リンガー：マイカ・モンロー(村中知)
ヴォーシュ大佐：リーヴ・シュレイバー(東地宏樹)
サム・サリヴァン：ザカリー・アーサー(平井祥恵)
ダンボ：トニー・レヴォロリ
ティーカップ：タリタ・ベイトマン(永野愛理)
スタッフ
監督：J・ブレイクソン
脚本：スザンナ・グラント and アキヴァ・ゴールズマン & ジェフ・ピンクナー
原作：リック・ヤンシー
製作：グレアム・キング、トビー・マグワイア、マシュー・プルーフ、リン・ハリス
製作総指揮：デニス・オサリヴァン、リチャード・ミドルトン、ベン・ウェイスブレン
音楽：ヘンリー・ジャックマン
撮影監督：エンリケ・シャディアック
編集：ポール・ルベル
製作会社：コロンビア映画、GKフィルムズ、マテリアル・ピクチャーズ*1、、Lスター・キャピタル
配給： Sony Pictures Releasing (米国)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)
プロダクションデザイナー：Jon Billington
美術監督：Julian Ashby as supervising art director
セット装飾：Amanda Cape, Frank Galline
衣装デザイン：Sharen Davis
re-recording mixer / supervising sound editor: Richard King
視覚効果スーパーバイザー：Jeff Campbell for Spinvfx, Richard Chiu, Bryan Godwin for Shade VFX, Gregory D. Liegey for Mammal Studios, Darren Poe, Sue Rowe, Scott Stokdyk
