『アイガー・サンクション』感想

『アイガー・サンクション』
原題："The Eiger Sanction"
製作年：1975年
製作国：アメリカ合衆国
公開日：1975年5月21日

作品について

クリント・イーストウッド監督・主演。

トレヴェニアンの小説が原作。本名のロッド・ウィテカーとして脚本を共同執筆。

ロバート・デイリー プロデューサー。1971年から1980年までクリント・イーストウッドの製作パートナーだった。クリント・イーストウッドの製作会社 The Malpaso Company で働いていた。

リチャード・D・ザナック エグゼクティブプロデューサー。デイヴィッド・ブラウン エグゼクティブプロデューサー。2人で製作会社 The Zanuck/Brown Company を経営していた。

アクション映画。

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感想

ジョン・ウィリアムズの音楽が美しい。

1975年だから、アクション映画でもまだ pacing がゆったりしている。

スパイ映画としての要素もある。

ロドニー・ウィリアム・ウィテカーはトレヴェニアンのペンネームで、イアン・フレミングの『007 / ジェームズ・ボンド』シリーズのパロディとして書いたらしい。

登山映画。

前半はモニュメント・バレーやユタ州南西部のザイオン国立公園で撮影。ロッククライミング。

後半はスイス・アルプス山脈の山アイガーが舞台になっている。

フィリップ・シュテルツル監督『アイガー北壁』(2008)がある。1936年に起きた事故を大幅に脚色した歴史フィクション映画。

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製作

もともとポール・ニューマンが主演だったが、脚本の出来が悪かったことと物語が暴力的すぎることを理由に降板した。

リチャード・D・ザナックとデイヴィッド・ブラウンがクリント・イーストウッドに連絡を取り、クリント・イーストウッドが主演とプロデューサーで契約した。

クリント・イーストウッドは、『デストロイヤー』シリーズの小説家ウォーレン・マーフィーに脚本の推敲を頼んだ。

キャスト

ジョナサン・ヘムロック：クリント・イーストウッド(山田康雄)
ベン・ボウマン：ジョージ・ケネディ(若山弦蔵)
ジェマイマ・ブラウン：ヴォネッタ・マッギー(上田みゆき)
マイルズ・メロー：ジャック・キャシディ(小林恭治)
アンナ・モンテーニュ夫人：ハイディ・ブルール(芝田清子)
ドラゴン：セイヤー・デイヴィッド(矢田稔)
カール・フレイタッグ：ライナー・ショーン(富山敬)
アンドレ・マイヤー：マイケル・グリム(納谷六朗)
ジャン=ポール・モンテーニュ：ジャン=ピエール・ベルナルド(村越伊知郎)
ジョージ：ブレンダ・ヴィーナス(台詞なし)
ポープ：グレゴリー・ウォルコット(富田耕生)

その他：加藤正之、吉田理保子

フジテレビ版
演出：山田悦司
翻訳：山田実
調整：山田太平
効果：PAG
選曲：赤塚不二夫
制作：グロービジョン
解説：高島忠夫
初回放送：1978年11月10日『ゴールデン洋画劇場』

スタッフ

監督：クリント・イーストウッド
脚本：ハル・ドレズナー & ウォーレン・B・マーフィ & ロッド・ウィテカー
原作：トレヴェニアン(ロッド・ウィテカー)
製作：ロバート・デイリー
製作総指揮：リチャード・D・ザナック、デイヴィッド・ブラウン
撮影監督：フランク・スタンリー
編集：フェリス・ウェブスター
音楽：ジョン・ウィリアムズ
製作会社：The Malpaso Company
配給：ユニバーサル・ピクチャーズ

配給(日本)：CIC (Cinema International Corporation)

美術監督：George C. Webb (United States), Aurelio Crugnola (Switzerland)
衣装デザイン：Charles Waldo

makeup artist: Joe McKinney
hairstylists: Janis Clark (as Janice Clark) (United States), Agnese Panarotto (Switzerland)

録音：James R. Alexander
sound rerecording: Robert L. Hoyt

特殊効果：Ben McMahan