『ゼイリブ』
原題: They Live
製作年:1988年
製作国:アメリカ合衆国
作品について
ジョン・カーペンター監督・脚本。
Ray Nelson の短編小説 "Eight O'Clock in the Morning" が原作。『ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』("The Magazine of Fantasy & Science Fiction")1963年11月号に掲載された。のちに、アメコミアーティスト・アニメーター・風景画家の William Wray (Bill Wray) と共同でコミック化し、"Nada" は SFアンソロジー・コミックブック "Alien Encounters" 第6巻(1986年4月発行)に掲載された。
SFアクション映画。
Amazon
感想
カタカナで『ゼイリブ』と書かれているとスペアリブなどばら肉みたいな感じがする。
エイリアンが地球に溢れていて、地球人に擬態して世界を支配していると主人公は言う。作中では事実だけど、陰謀論者にしか見えない。あるいは統合失調症などの精神障害があるか。
ドナルド・トランプ教信者を兼ねていることが多いQアノン(QAnon)とかもそう。
テーマ
ジョン・カーペンター監督は、ロナルド・レーガン元大統領の経済政策(レーガノミクス)に不満を抱いていたことや、当時のポピュラーカルチャーと政治の両方において商業化が増加していることから着想を得たと語った。
ネオナチと白人至上主義グループの中には、この映画は「ユダヤ人が世界を支配していることのアレゴリー」だと曲解している輩もいる。ジョン・カーペンター監督は、その誇大妄想を「名誉棄損であり嘘」だと呼び、強く非難した。この映画は「ヤッピー(都市部にすむエリート層)と抑制されていない資本主義についての作品」だと述べた。
THEY LIVE is about yuppies and unrestrained capitalism. It has nothing to do with Jewish control of the world, which is slander and a lie.
— John Carpenter (@TheHorrorMaster) 2017年1月4日
キャスト
ナダ:ロディ・パイパー、堀勝之祐
フランク:キース・デイヴィッド、小林清志
ホリー:メグ・フォスター、弥永和子
浮浪者:ジョージ・バック・フラワー、麦人
ギルバート:ピーター・ジェイソン、筈見純
宣教師:レイモン・サン・ジャック、阪脩
髭の男:ジョン・ローレンス、村松康雄
親方:ノーマン・オールデン、幹本雄之
父親:ジェイソン・ロバーズ・Jr.、山野史人
テレビの女優:スーザン・ブランチャード、一城みゆ希
身なりのいい客:ジョン・F・ゴフ、小島敏彦
ブロンドの警官:ノーマン・ハウエル、牛山茂
黒人革命家:サイ・リチャードソン、小野健一
その他:
円谷文彦
秋元千賀子
鹿島信哉
寺内よりえ
塩屋浩三
叶木翔子
渡辺菜生子
砂田薫
演出:松川陸
翻訳:入江敦子
調整:遠西勝三
効果:南部満治
製作:ニュージャパンフィルム
初回放送:1990年3月25日「日曜洋画劇場」ノーカット
スタッフ
監督:ジョン・カーペンター
脚本:フランク・アーミテイジ(ジョン・カーペンターのペンネーム)
原作:レイ・ネルソン
製作:ラリー・J・フランコ
製作総指揮:シェップ・ゴードン、アンドレ・ブレイ
撮影監督:ゲイリー・B・キッブ
編集:ギブ・ジャフェ、フランク・E・ヒメネス
音楽:ジョン・カーペンター、アラン・ハワース
製作会社:アライヴ・フィルムズ、ラリー・フランコ・プロダクションズ
配給:ユニバーサル映画 (北米)、カロルコ・ピクチャーズ (インターナショナル)、東宝東和 (日本)