『クローサー』
原題: Closer
製作年:2004年
製作国:アメリカ合衆国
作品について
1997年ロンドン初演の舞台演劇が原作。戯曲を書いたパトリック・マーバー自身による脚色。
アメリカのレイティングはR指定。イギリスでは"15"。日本ではR-15指定(2009年以降はR15+に改定)。
感想
ジュード・ロウがかっこいい。
スティーヴン・スピルバーグ監督『A.I.』でジュード・ロウを初めて見たとき、人工的な顔だなと思ったことを覚えている。アンドロイドの役だったからでもあるけれど。
ジュリア・ロバーツは恋愛映画で名を知らしめた俳優。
今作はドロドロした話。
イギリスの話なので、トイレを借りるとき"Can I use your loo?"と。
チャットを初めて見た。しかも英語で。
ダンは女性の振りをしてラリーを騙したわけだけど、結果的にアンナとラリーがいい感じに。
写真展のシーンは、作中で唯一4人が一堂に会する場面。
ナタリー・ポートマン上手いね。
ナタリー・ポートマンが子役時代のリュック・ベッソン監督『レオン』のマチルダや、ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ』プリクエル・トリロジーのパドメ・アミダラから大人の俳優になろうとしていた時期。
クライヴ・オーウェン上手いね。
アルフォンソ・キュアロン監督『トゥモロー・ワールド』の主人公を演じた役者。
ラリーがアンナにお風呂の後に服を着たことを聞いていたけど、バスローブを羽織ったままで過ごす慣習も不思議だ。
アリスはダンに浮気されていたことを知って出て行こうとしたけど、次のシーンではアリスがダンに懇願している。
と思ったら、出て行かせまいとしたダンの気をそらして、出て行くためだった。
アンナもダンもラリーも浮気。
一途だったのはアリスだけ?
アンナがダンに離婚届にサインしてと頼むシーン。ダンは結婚指輪をしているが、アンナはしていない。
"We're not innocent anymore."
「愛は汚れた」
今更何を言ってるんだか。浮気の延長の「愛」なのに。
オペラの休憩か終演でお客さんがロビーに出てきたのはメタファーかな。
音楽
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲『コジ・ファン・トゥッテ』が使われている。
キャスト
アンナ:ジュリア・ロバーツ、黒谷友香
アリス:ナタリー・ポートマン、落合るみ
ダン:ジュード・ロウ、内田夕夜
ラリー:クライヴ・オーウェン、山寺宏一
税関職員:コリン・スティントン、をはり万造
タクシー運転手:ニック・ホッブス、田中一永
その他の日本語吹替:加藤悦子、松浦チエ
スタッフ
監督:マイク・ニコルズ
脚本:パトリック・マーバー
原作:パトリック・マーバー
製作:マイク・ニコルズ、ジョン・コーリー、ケイリー・ブロコウ
製作総指揮:スコット・ルーディン、セリア・コスタス、ロバート・フォックス
撮影監督:スティーヴン・ゴールドブラット
編集:ジョン・ブルーム、アントニア・ヴァン・ドリムレン
製作会社:コロンビア映画
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント (米国)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)