『光る君へ』第5話「告白」
作品について
大石静さんが脚本。
中島由貴さんがチーフ演出。
感想
おもしろい。
悪女設定の紫式部は新鮮。「逢引ではないの。道長に会わせて」と直秀に頼み込む。藤原道長を絆す。女の涙で男を落とす。純真な人には『源氏物語』は書けない。
まひろにとっては、母の敵である藤原道兼を貶めると、藤原道長の出世につながる。
藤原兼家、藤原道兼、藤原道長のファミリービジネス。藤原家による藤原道兼の殺人事件の隠蔽を知ってしまった藤原道長は名実ともにファミリーに仲間入り。フランシス・フォード・コッポラ監督『ゴッドファーザー』三部作。藤原道長はマイケル・コルレオーネ。
藤原斉信と藤原公任の会話のキャッチボールを、キレがあるカメラのパンで見せる演出。2人の会話に入れない藤原行成。
恐山のイタコの口寄せみたいな破戒僧グループのコメディー。
キャスト
まひろ(紫式部):吉高由里子
藤原道長:柄本佑
源倫子:黒木華
藤原道隆:井浦新
藤原詮子:吉田羊
藤原定子:高畑充希
藤原公任:町田啓太
藤原道兼:玉置玲央
高階貴子:板谷由夏
ききょう(清少納言):ファーストサマーウイカ
藤原惟規:高杉真宙
藤原実資:秋山竜次
藤原伊周:三浦翔平
藤原行成:渡辺大知
花山天皇:本郷奏多
安倍晴明:ユースケ・サンタマリア
藤原宣孝:佐々木蔵之介
藤原為時:岸谷五朗
藤原兼家:段田安則
語り:伊東敏恵
第5話スタッフ
脚本:大石静
演出:中泉慧
メインスタッフ
作:大石静
演出:中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう
音楽:冬野ユミ
時代考証:倉本一宏
風俗考証:佐多芳彦
題字制作:根本知
制作統括:内田ゆき、松園武大
プロデューサー:大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー:川口俊介
制作:NHK