映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』の感想

インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
製作年:2010年
製作国:日本

 

 

感想

推理小説家の米澤穂信さんはデスゲームものも書いてたんだね。

原作小説読者によると、映画は酷いらしい。
映画なんてなかった、映画化されていない、という扱いだとか。

 

中田秀夫監督はホラー映画、スリラー映画の名手。

 

藤原竜也は何度フィクションの中で死にかけるのか。

 

 

ネイティブアメリカン人形はアガサ・クリスティ著『そして誰もいなくなった』のオマージュ。

 


公式英題は"The Incite Mill"らしい。
「イン してみる」かと思った。
米澤穂信さんだし、カタカナの題名だから複数の意味を持たせた言葉遊びだろうけど。

 

 

2011年と2013年に金曜ロードショーで放送したらしいけど、記憶にない。

今日WOWOWで放送していたから観た。

 

 

ワーナー・ブラザース日本法人の幹部が米国本社に掛け合って、日本独自の映画製作(ローカルプロダクション)を行う許可をもらった。
21世紀に入り、ワーナー・ブラザース映画が邦画の製作・配給に進出したのはそのため。
今作の製作者のウィリアム・アイアトンは、ワーナー・ブラザース日本法人が独自に映画製作できるよう尽力した1人。

2006年から実写映画とアニメ映画の製作・配給を、2011年からテレビアニメの製作をしている。また、アニメ製作に関連して音楽レーベルを立ち上げ運営している。

 

 

日本のプロデューサーのクレジットはハリウッドなど英語圏よりあいまいだね。

英語圏では、"producer"または"produced by"の人物が企画から開発から、プリプロダクション/プロダクション/ポストプロダクション、宣伝や配給に至るまで一貫して携わる責任者。
"executive producer"は、映画スタジオや製作会社のために働くお目付け役みたいな感じ。プロデューサーと映画スタジオや製作会社の間に立ち、調整したり、映画スタジオや製作会社に報告する。ただ、人によって関わり方は様々で、毎日のように現場に通う人もいれば、重要な会議にだけ出席する人もいれば、まったく関わらない、「名義貸し」と揶揄されるような人もいる。

日本では、「企画」または「製作」の肩書は製作委員会への出資を決めた責任者。稟議書を決裁した人。会社の社長だったり、担当部署の局長/本部長/部長などだったり。
「プロデューサー」とカタカナでクレジットされる人が、現場"で"統括する人。
「製作総指揮」の立ち位置は作品によって様々。

 

 

キャスト

結城理久彦 - 藤原竜也
須和名祥子 - 綾瀬はるか
関水美夜 - 石原さとみ
大迫雄大 - 阿部力
橘若菜 - 平山あや
西野宗広 - 石井正則
真木雪人 - 大野拓朗
岩井荘助 - 武田真治
渕佐和子 - 片平なぎさ
安東吉也 - 北大路欣也

インディアン人形 - 日村勇紀

 

 

スタッフ

監督:中田秀夫
脚本:鈴木智
原作:米澤穂信
製作:ウィリアム・アイアトン、堀義貴、宮崎洋
エグゼクティブプロデューサー:小岩井宏悦、菅井敦、奥田誠治
Co.エグゼクティブプロデューサー:津嶋敬介、菅沼直樹、村上博保
プロデューサー:下田淳行、野村敏哉、井上竜太、畠山直人
音楽:川井憲次
撮影:林淳一郎
編集:高橋信之
制作プロダクション:ツインズジャパン
製作:「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」製作委員会(ワーナー・ブラザース映画、ホリプロ日本テレビ放送網読売テレビ放送、ツインズジャパン)
配給:ワーナー・ブラザース映画

 

美術:斎藤岩男
照明:磯野雅宏
整音:柿澤潔
音響効果:柴崎憲治
ラインプロデューサー:及川義幸
製作担当:斉藤大和
助監督:稲葉博文
スクリプター:小山三樹子

主題歌:May'n「シンジテミル」(flying DOG)