映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『Lapis Re:LiGHTs』第11話の演出について

『Lapis Re:LiGHTs』第11話「Top concern」

 

 

感想

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『Lapis Re:LiGHTs』第11話より引用 ©️KLabGames・KADOKAWA/TEAM Lapis Re:LiGHTs


冒頭の生徒たちの食事シーン。この花は乙女(ツバキ、ナデシコ、カエデ)の会話シーンで、後景にシュガーポケッツの3人を見せる。シュガーポケッツ(ラトゥーラ、シャンペ、メアリーベリー)の会話シーンでは、後景にルキフェルを見せる。そしてSadistic★Candy(アンジェリカ、ルキフェル)の会話へ続く。このようにショットを切り替えていく演出が巧み。絵コンテ・演出は蔡欣亞さん。

 

リネットが座っているソファの背もたれを前景に、遠近法を利かせたシンメトリーの構図。ソファでくつろぐロゼッタ、ラヴィ、アシュレイ。

 

ツバキ、ナデシコ、カエデの姉妹愛のシーンを、顔を上げたガーネットの動きでnatural wipe。

 

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『Lapis Re:LiGHTs』第11話より引用 ©️KLabGames・KADOKAWA/TEAM Lapis Re:LiGHTs

「だから帰ってくる場所を私たちで守るんだ」

校舎から夕暮れを見るユエと、夜の城下町を見下ろす、窓ガラスに映ったティアラ。match cut。
ティアラを実の姿ではなく窓ガラスの反射にすることで、ユエと対比させている。

 

 

スタッフ

畑博之監督

脚本:土田霞、あさのハジメ
絵コンテ・演出:蔡欣亞

総作画監督:池上たろう
作画監督:飯飼一幸、五十子忍、田之上慎、成松義人、服部憲知、柳孝相
作画監督補佐:武藤信宏、嵩本樹