NHK Eテレ『100分de名著』2021年8月
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ著『戦争は女の顔をしていない』
番組
司会:伊集院光、安部みちこ
指南役:沼野恭子(ロシア文学者、東京外国語大学大学院教授)
朗読:杏(俳優)
語り:加藤有生子
感想
女性兵士にも男性用下着が支給された。男物のパンツを履いていたことが最も恐ろしいことだと語る女性。
ポーランドの村で、初めて女物のパンツとブラが支給された。
生理はろくに手当てできず行軍の間も垂れ流し、地面や雪の上に血液の跡が残る。経血で汚れた下着や軍服が乾燥して、肌を切り裂く。
作画の小梅けいとさんと監修の速水螺旋人さんの力で、生々しい光景がよみがえる。