映画の後には紅茶とお菓子を

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『君のいた永遠』感想

『君のいた永遠(とき)』
原題:心動
英語題名:"Tempting Heart"
製作年:1999年
公開日:1999年9月23日
製作国:香港
言語:広東語

 

 

作品について

シルヴィア・チャン監督・共同脚本。(張艾嘉)

恋愛映画。

 

 

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DVDは廃盤になっているようだ。

 

 

感想

香港映画なのに普通の恋愛映画。アクションが一切ない。

シルヴィア・チャン監督は、もともと台湾出身の俳優・歌手で、脚本を書いたり監督するようになった人だからかな。

 

映画監督のシェリルが脚本家に、自分の初恋について話すという設定の入れ子構造。1977年と1990年代の2つの時期が錯時法で描かれる。そしてシルヴィア・チャン監督の自伝的映画という側面を持つメタ構造と解釈できる。

1977年当時の香港社会と若者文化は、1980年代1990年代の日本とあまり変わらない。生まれる前なので、小説や映画など創作物でしか知らないのだけど。

香港の学校も制服がある。ブレザーと赤いネクタイとスカート。

 

イギリス領香港の設定だから、広東語での会話の中で突然英語の会話が挿入される。

1990年代日本では、会議で日本語も話されている(英語の通訳もいる)。飲食店の店員さんも。

 

 

キャスト

林浩君(ラム・ホークァン):金城武(宮本充)
小柔(シューヤウ):ジジ・リョン(梁詠琪)(引田有美)
陳莉(チャンリー):カレン・モク(莫文蔚)(松谷彼哉)
シューヤウの母:エレイン・ジン(金燕玲)(浅井淑子)
シェリル:シルヴィア・チャン(張艾嘉)(伊倉一恵)
中年のホークァン:レオン・ダイ(戴立忍)
脚本家:ウィリアム・ソー(蘇永康)
ジョー・コク
Michael Tong
Audrey Mak
Cher Yeung

 

 

スタッフ

監督:シルヴィア・チャン(張艾嘉)
脚本:シルヴィア・チャン(張艾嘉)、キャサリン・クワン(關皓月)
製作:ジョン・チョン、ソロン・ソー
製作総指揮:トーマス・チャン、ウィリー・チャン
撮影監督:リー・ピンビン(李屏賓)
美術監督:マンリム・チャン(文念中)
衣装:奚仲文
編集:コン・リーリョン(鄺志良)
音楽:カイ・ハン(黃韻玲)
製作会社:寰亞電影有限公司(Media Asia Film Co., Ltd.)
配給:ゴールデン・ハーベスト(嘉禾)

配給(日本):東宝東和/アスミック・エースエンタテインメント
字幕:岡田壯平