映画の後には紅茶とお菓子を

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『チャイルド・イン・タイム』の感想

『チャイルド・イン・タイム』
原題: The Child in Time
製作年:2017年
製作国:イギリス

 

 

作品について

ブッカー賞を受賞した『アムステルダム』や、ジョー・ライト監督『つぐない』*1の原作小説『贖罪』などで知られる、イアン・マキューアンが1987年に出版した『時間のなかの子供』が原作。『時間のなかの子供』は1993年にフェミナ賞外国小説部門を受賞している。

ベネディクト・カンバーバッチの製作会社SunnyMarchが製作、自身もエグゼクティブプロデューサーを務めている。

2017年公開のテレビ映画。

 

感想

子どもが行方不明になった親とはこういう状態なのか、と考えさせられる。子どもを失った後の親のdramaは観ていて辛い。
子どもを捜し、また誘拐犯から取り戻そうとする親の話は、映画など創作物で良く描かれる。今作はそれらとは異なる。

小学校で見かけた少女を、いなくなった自分の娘ではないかと思ってしまう。校長先生は主人公の境遇に同情的で、騒ぎにならないように対処していた。

 

やはりベネディクト・カンバーバッチは上手い。

 

スターチャンネルによると、PG12相当らしい。日本で劇場公開の映画ではないから映倫のレイティング審査を受けていないので、「指定」ではなく「相当」なのかな。
PG12相当の理由がわからないけれど、念のためなのかな。

 

3月6日追記:
吹き替え版でも視聴。

 

キャスト

ティーヴン・ルイス:ベネディクト・カンバーバッチ, 三上哲
ジュリー:ケリー・マクドナルド, 藤貴子
チャールズ:スティーヴン・キャンベル・ムーア, 落合弘治
テルマ:サスキア・リーヴス, 坪井木の実
レイチェル:アンナ・マデリー, 松浦裕美子

 

スタッフ

監督:Julian Farino
脚本:Stephen Butchard
原作:Ian McEwan
製作:Grainne Marmion
製作総指揮:Helen Gregory, Benedict Cumberbatch, Adam Ackland, David Boulter, Lucy Richer, Rebecca Eaton, Stephen Butchard
撮影監督:David Odd
編集:Kristina Hetherington
音楽:Adrian Johnston
製作会社:SunnyMarch TV, Pinewood Television
放送:BBC, Masterpiece (PBS)
配給:StudioCanal (世界)、東北新社 (日本)

 

字幕翻訳:神田直美
吹替翻訳:徳田浩子
演出:久保宗一郎
日本語版制作:東北新社

*1:『つぐない』にベネディクト・カンバーバッチが出演していたね。