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『THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女』感想

『THE CROSSING 〜香港と大陸をまたぐ少女〜』
原題:過春天 (簡体字:过春天)
英語題名:The Crossing
製作年:2018年
製作国:中国本土、香港
言語:広東語、北京語

 

 

作品について

バイ・シュエ(白雪)監督・共同脚本。

青春・クライム・ドラマ映画。

香港と深圳市を越境通学する女子高校生が、スマートフォン密輸グループに巻き込まれ、裏社会の仕事をするようになる。

 

公式サイト

www.thecrossing-movie.com

中国語版Wikipedia

zh.wikipedia.org

 

 

テレビ放送

BS12 トゥエルビが放送。

www.twellv.co.jp

 

 

感想

主人公が密輸に関わるようになった背景には貧困がある。親友ジョーは香港に住む裕福な家の子なので制服にアイロンがかかっている。ペイは深圳に住む下層階級の家の子なので、制服が汚れている。

ついには麻薬の運び屋まで。

外国では、知らないうちに運び屋をやらされることがある。バッグなどにこっそり入れられたり、バッグやキャリーケースに最初から仕込まれていたり、荷物を預かってくれと頼まれたり。知らなかったという弁解は通らない。それで処罰された日本人旅行者も多い。国によっては死刑になる。

 

深圳は経済特区で、ハイテク企業が密集している。バイオテクノロジー産業も盛ん。

Apple Storeで注文すると深圳から送られてくる。

 

2019年-2020年香港民主化デモの前に制作された映画。

香港特別行政区政府中国共産党に。

 

 

製作

撮影

深圳のシーンはカメラを固定して、香港のシーンは手持ちカメラで撮影している。

 

 

編集

監督によると、ペイが税関で密輸スマホを無理やり押し付けられたシーンは動きが速すぎてわかりにくいので、編集技師の案でfreeze frameにしたそうだ。

密輸グループに加担して国境に向かうときもfreeze frame。一線を越えた、という演出かな。

 

 

キャスト

ペイ:ホアン・ヤオ(黄堯)
ハオ:スン・ヤン(孫陽)
ジョー:カルメル・タン(湯加文)
ラン:ニー・ホンジエ(倪虹潔)
ヨン:リウ・カイチー(廖啓智)
ホア:エレン・コン(江美儀)
シュエイ:チアオ・ガン(焦剛)

 

 

スタッフ

監督:バイ·シュエ(白雪)
脚本:バイ·シュエ(白雪)、リン·メイルー(林美如)
製作:スン·タオ(孫陶)、ハー·ビン(賀斌)
エグゼクティブ·プロデューサー:ティエン·チュアンチュアン(田壮壮)
ゼネラル·プロデューサー:チェン·ジエンフォン(鄭剣峰)
撮影:プー·ソンリー(朴松日)
美術:チャン·ジャオカン(張兆康)
録音:フォン·イエンミン(馮彦銘)
編集:マシュー·ラクロワ(Matthieu Laclau)
調色:チャン·ハン(張亘)
音楽:カオ·シャオヤン(高小陽)
製作会社:Wanda Media / Wanda Pictures (万达影视传媒有限公司)
配給:Wanda Media / Wanda Pictures (万达影视传媒有限公司) (中国)、チームジョイ株式会社 (日本)