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『ヴァニタスの手記』第10話感想

ヴァニタスの手記(カルテ)』第10話(Mémoire 10)「Cicatrice-No.69-」

 

 

作品について

浅井義之さんが絵コンテを切った。P.A.WORKSで『Charlotte』『神様になった日』を、A-1 Picturesで『Fate/Apocrypha』を監督。

ボンズでは、五十嵐卓哉監督の『STAR DRIVER 輝きのタクト』『キャプテン・アース』で監督補佐を務めるなど、多数の作品で絵コンテや演出を担当している。

 

野亦則行さんが演出。

 

 

感想

サブタイトルの cicatrice は傷跡という意味。

 

ドクター・モローは悪意を持って他人を害する科学者ではなく、天然のマッドサイエンティストのようだ。

 

誘拐された呪持ち影法師(プレダトゥール)。

宮崎駿監督・脚本・原作、スタジオジブリ制作『千と千尋の神隠し』(2001)のカオナシかな?

 

ローランはいい人だった。吸血鬼(ヴァンピール)の友達ができたと喜ぶ。人間とヴァンピールが仲良くしていることに希望を抱く。

 

 

演出

「No.71」のことを聞かれたヴァニタスの、思考停止を白黒で表現。目だけパートカラー。

黒澤明監督『天国と地獄』、フランシス・フォード・コッポラ監督『ランブルフィッシュ』、スティーヴン・スピルバーグ監督『シンドラーのリスト』などが知られている。

 

「できることは何もない」と諦めたヴァニタスのカットのレイアウトがいい。

 

川べりでの逆光ショットもいい。

 

 

余談

3話数連続で作画監督が10人以上。第8話では12人、第9話では16人、第10話では15人。

明らかに制作現場は異常事態が発生している。

クオリティを保てているのはすごい。作監修正で表に出せるクオリティなので、総作監伊藤嘉之さんと総作監補佐の中山知世さんの2人で対応できる。他社だと総作監を何人も入れないと表に出せないことが多い。

分割2クールだからもうひと踏ん張り、と言えるけれど。第1クールでこのスケジュールだと第2クールもきつそうだ。

 

 

Blu-ray Disc

 

 

 

キャスト

ヴァニタス:花江夏樹
ノエ:石川界人
ジャンヌ:水瀬いのり
ルカ:下地紫野
ドミニク:茅野愛衣
先生:石田彰
ムル:小牧未侑
ダンテ:木内太郎
ヨハン:遊佐浩二
リーチェ:久間梨穂
ネーニア:名塚佳織
アメリア:下屋則子
オルロック:山本格
ノックス:清都ありさ
マーネ:栗田樹
ルイ:島袋美由利
ノエ(少年時代):七瀬彩夏
ベロニカ:日笠陽子
カトリーヌ:菊池紗矢香
カトリーヌの母:前迫有里紗
カトリーヌの妹:久間梨穂
ミナ:小牧未侑
ジル:清都ありさ
フレッド:栗田樹
ファニー:陶山恵実里
ルスヴン:森川智之
ベロニカ:日笠陽子
ローラン:河西健吾
マリア:宮本侑芽
ドクター・モロー:堂坂晃三
ミハイル:小松未可子

 


第10話スタッフ

脚本:赤尾でこ
絵コンテ:浅井義之
演出:野亦則行

総作画監督補佐:中山知世
作画監督大貫健一、稲留和美、稲熊一晃、紺野直幸、鄭印善、ヤマダシンヤ、堀川耕一、水畑健二、阿部尚人、秋山英一、小原佑太、松本美乃、保科有沙、孫偉、伊藤嘉之

動画検査:
動画検査補佐:
色指定・検査:
特殊効果:龍角里美、日野有里子

 

 

メインスタッフ

原作:望月淳
監督:板村智幸
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン・総作画監督伊藤嘉之
サブキャラクターデザイン:中山知世
プロップデザイン:石橋慎平
ビジュアルコンセプト・色彩設計:滝沢いづみ
美術デザイン:多田周平
美術監督:金井眞悟
撮影監督:張盈穎
3DCG監督:三宅拓馬
編集:松原理恵、白石あかね
音響監督:若林和弘
音響効果:倉橋静男、西佐知子
録音:佐竹徹也
録音助手:川村紗穂
音楽:梶浦由記
音楽プロデューサー:森康哲
音楽制作:アニプレックス
原作担当編集:小笠原弘貴
企画:岩上敦宏、南雅彦、川上純平、松田洋祐、大塚則和
チーフプロデューサー:三宅将典、天野直樹、小岐須泰世、阿部隆二、石田悟朗
プロデューサー:小田桐成美、小松翔太、秋山華子
アシスタントプロデューサー:藤本紀子、岩橋美佳
制作デスク:小川拓耶
制作デスク補佐:近藤元
設定制作:圡屋陽平
設定制作補佐:名古屋元暉
アニメーション制作:ボンズ
製作:「ヴァニタスの手記」製作委員会(アニプレックスボンズ博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、スクウェア・エニックス、コンテンツシード)