『イエスタデイをうたって』第7話「恋人たちの予感」
感想
焼きもちをぶつけるハルが可愛い。
ハルはまだ未成年なのか。でもビールを頼む。
新しい仕事の初日なのでスーツ姿のリクオ。
化学準備室で、分子構造の模型を前景に置いたレイアウト。
太い柱が浪と榀子の間に。心理的な距離のメタファー。
遊びに誘う浪と、仕事があるからと断る榀子。
榀子に釣り合う人間になろうと努力している浪。そのままでいいよと慮ったつもりの榀子。
浪を怒らせちゃったと話す榀子とリクオ。川の上の橋を使った演出。
昔からの付き合いとはいえ、早川親子は榀子に依存していないかな?
ご飯を作ってもらったりして。
浪に、友人の女子がいた! 2人も!
滝下克美以外に親しい人の描写がなかったから。
芦田さんと江古田さん。
焼き鳥にビール。いいねえ。
橋の上でのリクオといい、リクオの部屋での福田タカノリといい、第7話は素早い目の動きが意図的に取り入れられているね。
ビールの缶を弄ぶリクオの手の動きが上手い。
福田も、結婚することを親友に帰り際に伝えるかね。
写真スタジオの先輩、田辺さん。
お好み焼き屋でリクオが小さなボウルの中身をかき混ぜている芝居が上手い。
ハルがヘラでひっくり返したお好み焼きの動きも。
ハルがマヨネーズのボトルを何度も何度も動かしてると思ったら、鳥の絵を描いてた。烏のカンスケ?
そうか、大学の同級生だから福田も榀子も知人なのか。
結婚式に出席した榀子の、クリーム色のツーピースドレスとサーモンピンク色のボレロ。シックな装い。
プリーツスカート。ベージュのハンドバッグ。
結婚式は花嫁さんが主役だから、そんなに目立たない服装を選ぶ。
浪の白い二の腕を見て湧を思い出しちゃったのかな。
浪に抱きしめられているシーンでは、榀子の細い身体を強調する演出。
「放して、浪くん」と涙声で言われ、ゆっくり離れる浪。
このとき足元だけのカットを挟んでいるのが良い。
浪に抱きしめられた後の、榀子の「女性の走り方」が上手い。
力が抜けてだらんと下がる浪の腕の動きも上手い。
浪に抱きしめられた後にリクオの家に行く榀子。
わざと家の中で話さず、ファミレスで相談。
榀子のマンション前で立ち話。
「浪君みたいな強引さが魚住君にもあれば」と本音が。
そうなんだよね。
曇った夜空から月明かりが照らす演出。
もしかして、恋愛的な意味で、初めて榀子がリクオを家に誘った?
EDが変わった。
映像が昔のアーケードゲーム風。シューティングゲーム。マップが『イエスタデイをうたって』の街並み。
ハル。リクオに好き好きアピールでボーナスゾーン。カンスケを連れて行く。曲がり角で隠れるハル。榀子とリクオにハートマーク。立ち去る2人。
ゲームオーバーって不穏な。
悲しいEDアニメだね。
おわりに
第7話はリクオと浪の間で揺れ動くヒロイン榀子の回。
まるで少女漫画の主人公みたい。
スタッフ
藤原佳幸監督
伊藤良太副監督
脚本:藤原佳幸
絵コンテ:奥田佳子
演出:越田知明
制作進行:西村澪
作画監督:
長尾圭吾
久保茉莉子
山野雅明
曾我篤史
澤井駿
寿門堂
上野沙弥佳
菊永千里
海保仁美
菊池政芳
原画:
降旗昌弘 東郷芳宏
上杉遵史 飯塚葉子
室賀彩花 澤井駿
杉浦尭侑 尾辻浩晃
山本悦子 酒井春佳
扇多恵子 月下歩
上田由希子 朝倉夕貴
小林恵祐 ふたふさ
髙嶌聖也 工藤公聖
第二原画:
全後映 安江杏樹
水野公彰 齋藤めぐみ
佐藤光晃 大迫光紘
清水綾乃 久保茉莉子
澤井駿 長尾圭吾
石井円香
動画検査:
小田道子 大原真琴
狩野洋典 全後映
動画:
石井邦俊 清水綾乃
佐藤歩野花 狩野洋典
式地和也 八木佐織
石井円香
寿門堂
色指定・検査:呉政宏
仕上げ:
石黒けい 伊藤裕香
呉政宏 芦原明音
竹内優太 真壁源太
スタジオエル
寿門堂
背景:
スタジオイースター
干場佳織 石川真理
曽根原理恵 妹尾想
平田卓也 関口蓮
王葆祺 相澤諒
木津海音 村上悠太
田中伸哉 牧岡聡
片岡乃梨子 香取希
岩田百代
撮影:
伊藤邦彦 工藤康史
杉浦誠一 福岡由惟
水沼賢誠
撮影協力:株式会社MAX