『インビクタス 負けざる者たち』
原題:"Invictus"
製作年:2009年
製作国:南アフリカ、アメリカ合衆国
作品について
クリント・イーストウッド監督・プロデューサー。
モーガン・フリーマン主演・エグゼクティブプロディーサー。
ジョン・カーリンのノンフィクション本 "Playing the Enemy: Nelson Mandela and the Game that Made a Nation" が原作。
伝記スポーツドラマ映画。
2019年9月20日 22:00-23:54、日本テレビ系の『金曜ロードショー』が「ラグビーワールドカップ2019日本大会開幕戦・日本×ロシア」(19:30-21:54)に続けて放送した。
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感想
良い映画。クリント・イーストウッドらしいドラマ。優しいまなざしの演出。
1994年、アパルトヘイトの爪痕がまだ色濃く残っていた時代。ネルソン・マンデラ大統領と南アフリカ代表ラグビーチーム「スプリングボクス」(Springboks)の、事実に基づく話。
フランソワ・ピナールらにより、選手のやる気を引き出すようになる。
ワールドカップ決勝戦でテロかと思ったら航空機の機体に応援メッセージ。平和だね(911を考えると)。
優勝してお祭り騒ぎになっている道路について、車の中で「急ぐことはない、ゆっくり行こう」と言ったネルソン・マンデラの言葉は、南アフリカの人々の融和についてもかかっているダブル・ミーニングかな。
モーガン・フリーマンだからこその説得力。
マット・デイモンも良い芝居をする。
モーガン・フリーマンがアカデミー主演男優賞、マット・デイモンがアカデミー助演男優賞にノミネートされたのもわかる。ゴールデングローブ賞もドラマ部門の監督賞、主演男優賞、助演男優賞にノミネート。
役者が皆上手い。
ラグビーワールドカップのテーマ曲「ワールド・イン・ユニオン」は大会ごとに新しいバージョンを制作している。
グスターヴ・ホルストの組曲『惑星』第4曲「木星-快楽をもたらすもの」の中間部 [Andante Maestoso] をもとにした賛歌「サクステッド」が原曲。
決勝戦の終盤で、レディスミス・ブラック・マンバーゾと PJ Powers による1995年版 "World in Union '95" が使われている。
エンドクレジットでは、ヨハネスブルク出身のアカペラグループ Overtone と Yollande Nortjie による "World in Union" のカバーが使われている。
キャスト
ネルソン・マンデラ - モーガン・フリーマン(坂口芳貞)
フランソワ・ピナール - マット・デイモン(加瀬康之)
ジェイソン・シャバララ - トニー・キゴロギ(白石充)
リンガ・ムーンサミ - パトリック・モフォケン(乃村健次)
ヘンドリック・ボーイェンズ - マット・スターン(長嶝高士)
エティエンヌ・フェイダー - ジュリアン・ルイス・ジョーンズ(相沢正輝)
ブレンダ・マジブコ - アッジョア・アンドー(塩田朋子)
ネリーン - マルグリット・ウィートリー(小宮山絵理)
メアリー - レレティ・クマロ(瑚海みどり)
Mr. ピナール - パトリック・リスター
Mrs. ピナール - ペニー・ダウニー
ジョエル・ストランスキー - スコット・イーストウッド(内田泰喜)
スタッフ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:アンソニー・ペッカム
原作:ジョン・カーリン
製作:ロリー・マクレアリー、ロバート・ロレンツ、メイス・ニューフェルド、クリント・イーストウッド
製作総指揮:モーガン・フリーマン、ティム・ムーア、ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンボーム
撮影監督:トム・スターン
編集:ジョエル・コックス、ゲイリー・D・ローチ
音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーヴンス
製作会社:スパイグラス・エンターテインメント、マルパソ・プロダクションズ、Revelations Entertainment/Man Company、メイス・ニューフェルド・プロダクションズ、リバティ・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
プロダクションデザイン:James J. Murakami
美術監督:Tom Hannam as supervising art director, Jonathan Hely-Hutchinson
セット装飾:Leon Van Der Merwe
衣装デザイン:Deborah Hopper, Daryl Matthee (uncredited)
hair department head: Megan Tanner
make-up department head: Nadine Prigge
Mr. Freeman's hairstylist: Deena Adair
Mr. Freeman's make-up artist: Nancy Worthen-Hancock
Mr. Damon's hairstylist: Kay Georgiou
Mr. Damon's make-up artist: Christine Beveridge
hairstylists: Benson David, Simone Stubbs, Francesca Van Der Feyst, Kerry Skelton (uncredited)
make-up artists: Natasha du Toit, Raine Edwards, Samantha Katzen
makeup dailies: Sulet Meintjes
prosthetics technician: Ashley Powell
prosthetics supervisor: Clinton Smith (uncredited)
casting director: Fiona Weir
unit production manager: Tim Moore
unit manager: Beatle van Graan
first assistant director: Donald Murphy
key second assistant director: Dale K. Butler (South Africa unit)
second assistant director: Peter Dress
additional second assistant director: Christo van Schalkwyk
second second assistant director: Trish Wylie
third assistant directors: Bongani Dlamini, James William Phillips, Marcy Trout (as Marcelleno Trout)
sound mixer: Walt Martin
re-recording mixers: John T. Reitz, Gregg Rudloff
sound designer: David Farmer
supervising sound editors: Bub Asman, Alan Robert Murray
supervising foley editor: Michael Dressel
supervising dialogue editor: Katy Wood
supervising ADR editor: Juno J. Ellis
special effects supervisor: Cordell McQueen
production visual effects supervisor: Michael Owens
visual effects supervisor: Geoffrey Hancock for CIS Vancouver
visual effects production supervisors: Shauna Bryan for CIS Vancouver, Jason Dowdeswell for CIS Vancouver, Dennis Hoffman for CIS Vancouver
visual effects producer: Cyndi Ochs for CIS Vancouver
visual effects associate producer: Christopher Anderson for CIS Vancouver
digital effects supervisors: Randy Goux for CIS Vancouver, Sean Catfish Lewkiw for CIS Vancouver
assistant digital effects supervisor: Luis Carlos Mattos
CG supervisors: Nicholas Boughen for CIS Vancouver, Ollie Rankin for CIS Vancouver, Robert D.M. Smith for CIS Vancouver
compositing supervisor: Martyn Culpitt for CIS Vancouver
2019年9月21日 12:00 投稿
2022年7月6日 23:00 大幅改稿