『リバー・ランズ・スルー・イット』
原題: A River Runs Through It
製作年：1992年
製作国：アメリカ合衆国
感想
ノーマン・マクリーンの自伝的小説『マクリーンの川』が原作。
1910年代から1920年代のモンタナ州ミズーラが舞台。
ちょうど第一次世界大戦や、禁酒法、それから世界恐慌の直前までの時代。
田舎の話だからか、そういった暗い社会情勢をまったく感じさせない。
兄弟げんかはカインとアベルかな？
若き日のブラッド・ピットが弟ポールを演じている。この映画での演技が評価され、後の成功につながった。
ゆったり流れる時間と自然を楽しむ映画。
自然(特に川)と、フライ・フィッシングがもうひとつの主役。
フィリップ・ルースロ撮影監督による美しい映像が評価され、第65回アカデミー賞で撮影賞を受賞した。
またアカデミー賞では、リチャード・フリーデンバーグは脚色賞に、マーク・アイシャムは作曲賞にノミネート。
ロバート・レッドフォード監督は第50回ゴールデングローブ賞で監督賞にノミネートされた。
BS-TBSが字幕版で放送。いつも洋画は吹き替え版なのに。珍しい。
キャスト
ノーマン・マクリーン - クレイグ・シェイファー(山寺宏一)
ポール・マクリーン - ブラッド・ピット(松本保典)
マクリーン牧師 - トム・スケリット(田中信夫)
マクリーン夫人 - ブレンダ・ブレッシン
ジェシー・バーンズ - エミリー・ロイド(井上喜久子)
ニール・バーンズ - スティーヴン・シェレン(江原正士)
メイベル - ニコール・バーデット(深見梨加)
バーンズ夫人 - エディ・マックラーグ
チャブ - マイケル・カドリッツ(荒川太朗)
少年時代のノーマン - ジョセフ・ゴードン＝レヴィット
ナレーター - ロバート・レッドフォード(クレジットなし)(谷口節)
スタッフ
監督：ロバート・レッドフォード
脚本：リチャード・フリーデンバーグ
原作：ノーマン・マクリーン
製作：ロバート・レッドフォード, パトリック・マーキー
製作総指揮：ジェイク・エバーツ
音楽：マーク・アイシャム
撮影監督：フィリップ・ルースロ
編集：ロバート・エストリン、リンジー・クリングマン
製作会社：Allied Filmmakers*1, Wildwood Enterprises*2
配給：コロンビア映画 (米国)、東宝東和 (日本)
プロダクションデザイナー：Jon Hutman
アートディレクター：Walter P. Martishius
セット装飾：Gretchen Rau
衣装デザイン：Kathy O'Rear, Bernie Pollack, Reese Spensley (uncredited)
