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『バリー・リンドン』感想

バリー・リンドン
原題: Barry Lyndon
製作年:1975年
製作国:イギリス、アメリカ合衆国

 

 

作品について

スタンリー・キューブリック監督・脚本・プロデューサー。

ウィリアム・メイクピース・サッカレーの小説 "The Luck of Barry Lyndon" が原作。

歴史ドラマ映画。

 

 

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感想

以前NHK BSプレミアムで観た。

長いし、わかりやすいおもしろさではないので、観るのが大変。

 

ロココ時代のイギリスの画家ウィリアム・ホガースなど、18世紀の絵画のような画作りを目指したらしい。

1750年代のルックを再現するために、現代(1973年)の照明器具を一切使わず、当時存在した自然光つまりろうそくの明かりだけを使って室内の撮影を行った。そのために、光をたくさん集められるレンズとして、アポロ計画に用いられたレンズを入手した。映画製作用途ではないので、フィルムカメラに取り付けるためのマウントをカスタム製作したり、シャッター、絞り、バックフォーカスなどレンズの特性に合わせてカメラを改造した。

Carl Zeiss Planar 50mm f/0.7 は10本製造された。1本はカール・ツァイスが自社で保管、NASAが6本所有、残り3本がスタンリー・キューブリック監督に売却された。

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現在は、ロンドン芸術大学スタンリー・キューブリックアーカイブが所蔵しているようだ。巡回展で展示されている。

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スタンリー・キューブリック監督らしい逸話。自分の製作会社が資金調達して、プロデューサーを兼務しているので、むちゃぶりも可能だった。ただの雇われ監督の立場では無理。プロデューサーから解雇される。

 

 

キャスト

レドモンド・バリー → バリー・リンドンライアン・オニール
レディー・リンドン:マリサ・ベレンスン
シュヴァリエ・ド・バリバリ:パトリック・マギー
ノラ・ブレイディー:ゲイ・ハミルトン
ラド卿:スティーヴン・バーコフ
ベル(バリー・リンドンの母):マリー・キーン
ポツドルフ大尉:ハーディ・クリューガー
グローガン大尉:ゴッドフリー・クイグリー
サミュエル・ラント牧師:マーレイ・メルヴィン
チャールズ・レジナルド・リンドン卿:フランク・ミドルマ
ブリンドン子爵:レオン・ヴィタリ
ブリンドン子爵(子ども時代):ドミニク・サヴェージ
ジョン・クイン大尉:レオナルド・ロッシーター
ウェンドーヴァー卿:アンドレ・モレル
ハラム卿:アンソニー・シャープ
グラハム:フィリップ・ストーン
ブライアン・パトリック・リンドン:デイビット・モーリー
リースヒェン(ドイツ人少女):ダイアナ・ケルナー
フィーニー大尉:アーサー・オサリヴァン
シェーマス・フィーニー:ビリー・ボイル
ジョナサン・フェイクナム中尉:ジョナサン・セシル

ナレーター:マイケル・ホーダーン

 

 

スタッフ

監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック
原作:ウィリアム・メイクピース・サッカレー
製作:スタンリー・キューブリック
製作総指揮:ヤン・ハーラン
撮影監督:ジョン・オルコット
編集:トニー・ローソン
音楽:レナード・ローゼンマン
製作会社:Hawk Films, Peregrine Productions
配給:ワーナー・ブラザース (米国)、Columbia-Warner Distributors (英国)