『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』
製作年：2023年
製作国：日本
初放送日：2023年12月16日、2023年12月23日
作品について
丸山正樹さんの小説が原作。
NHK総合テレビジョンとBSプレミアム4Kが2023年12月16日 22:00-23:14に前編を、2023年12月23日 22:00-23:14に後編を初放送。
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第1巻は文春文庫が出版したが、第2巻以降は推理小説の出版社として知られる東京創元社の創元推理文庫が出版している。
感想
手話をとっかかりにした冤罪の物語。障害を抱えた人たちが不利益を被ることはよくある。リアリティがある。
学校で成績がいい人と悪い人がいるように、聾学校に通っても一般常識を身に着け社会生活を送れる人と送れない人がいる。
警察不祥事。違法捜査や違法聴取は日常茶飯事。警察は過ちを認めない、謝罪しない。警察官僚は保身と出世のため、警察官全員は組織の面子のため。
ろう者を描いた映画をいくつか観た。
山田尚子監督、吉田玲子さん脚本、京都アニメーション制作・製作『映画 聲の形』(2016)。
シアン・ヘダー監督・脚本『Coda コーダ あいのうた』(2021)。
ろう者や手話が主題ではないが、メインキャラクターとして登場する作品。
ジョン・クラシンスキー監督『クワイエット・プレイス』シリーズというホラー映画がある。
アダム・ウィンガード監督『ゴジラvsコング』(2021)では、ろう者の少女がアメリカ手話でキングコングとコミュニケーションをとる。
脚本家の米内山陽子さんが『デフ・ヴォイス』でコーダ考証・手話指導を務めた。舞台手話指導、舞台手話通訳などでも活動している。
コーダ(CODA)は children of deaf adults の頭文字で、耳が聞こえない親を持つ聞こえる子どものこと。
米内山陽子さん自身もコーダだそうだ。
森下suuさんの漫画『ゆびさきと恋々』のテレビアニメが2024年1月6日から放送される。米内山陽子さんがシリーズ構成と全話脚本を執筆した。
監督・絵コンテ：村野佑太
シリーズ構成・脚本：米内山陽子
キャラクターデザイン：酒井香澄
総作画監督：酒井香澄、西岡夕樹、遠藤江美子、玉利和枝、辻加奈子
衣装デザイン補佐：あおのゆか
プロップデザイン：ヒラタリョウ
手話アニメーター：柳田義明、藤森雅也、宮本雄岐
場面設計：関根昌之
色彩設計：中野尚美
美術監督：本田光平
美術設定：綱頭瑛子、伊良波理沙
撮影監督：佐藤哲平
編集：白石あかね
音響監督：菊田浩巳
音楽：橋本由香利
アニメーション制作：亜細亜堂
キャスト
荒井尚人：草彅剛
手塚瑠美：橋本愛
安斉みゆき：松本若菜
何森稔：遠藤憲一
荒井道代：五十嵐由美子
CODAの少年：江副凌大
門奈哲郎：榎本トオル
片貝俊明：小川光彦
荒井道代(回想)：忍足亜希子
橘千鶴：數見陽子
高山冬海：河合祐三子
冴島素子：河合依子
門奈清美：佐沢静枝
三瓶要：雫境
荒井尚人(幼少期)：田代康生
荒井悟志：田代英忠
CODAの少年の母親：長井恵里
門奈幸子：南雲麻衣
菅原吾朗：那須英彰
荒井敏夫：森田明
荒井枝里：八百谷梨江
益岡英雄：山岸信治
幼少期の幸子：栗田実唯
幼少期の荒井悟志：高田航平
荒井司：樋川永都
スタッフ
原作：丸山正樹
演出：渡辺一貴
脚本：高橋美幸
手話・ろう者監修：木村晴美
コーダ考証・手話指導：米内山陽子
手話指導：江副悟史
手話通訳士考証：高井洋
中途失聴・難聴者考証：小谷野依久、渡辺江美
ろう者俳優コーディネート：廣川麻子
撮影：柳田裕男、吉浦正人
美術：倉本愛子
照明：宮尾康史
編集：早野亮
効果音：北田雅也
整音：阿部祥高
音楽：原摩利彦
音楽プロデューサー：杉田寿宏
手話通訳：はせ亜美、小松智美、井本麻衣子
警察考証：尾﨑祐司、古谷謙一
法律考証：石井誠一郎
医療考証：山本昌督
理容指導：林佑樹
助監督：安養寺工
プロデューサー：石渡宏樹
アシスタントプロデューサー：隅谷尊
制作統括：伊藤学(KADOKAWA)、坂部康二(NHKエンタープライズ)、勝田夏子(NHK)
制作：NHKエンタープライズ
制作・著作：NHK、KADOKAWA
