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『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』感想

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
原題: Harry Potter and the Goblet of Fire
製作年:2005年
製作国:イギリス、アメリカ合衆国

 

 

作品について

マイク・ニューウェル監督。

デヴィッド・ヘイマン プロデューサー。

スティーヴ・クローヴス脚本。

J.K.ローリングのベストセラー小説が原作。全7巻がある程度同じスタッフやほぼ同じキャストによって全8作の映画シリーズになった。

 

テレビ放送

11月26日、日本テレビ系が『金曜ロードショー』で『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を放送。21:00-23:24。30分拡大。

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12月3日、日本テレビ系が『金曜ロードショー』で『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を放送。21:00-23:24。30分拡大。

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感想

Wizard's Collection (Blu-ray Disc Box)を持っているけれど、テレビ放送を観た。何度観てもおもしろい。

 

「屋敷しもべ妖精解放戦線」のストーリーを完全に削ることで、「三大魔法学校対抗試合」とヴォルデモートの復活に焦点を当て、映画1作品にまとめている。

 

バーティ・クラウチ・ジュニアは作中で屈指の有能な魔法使い。マッド・アイ・ムーディに変身して、教師としてハリーに魔法を教える。その後のヴォルデモートとの戦いに使うことになる魔法を含まれていた。

 

パトリック・ドイルさんの音楽が美しい。

 

スチュアート・クレイグさんが率いる美術が素晴らしい。『ファンタスティック・ビースト』シリーズでもプロダクションデザインを担当している。

ハリー・ポッター』シリーズは実在のイギリスの風景や歴史ある建造物をふんだんに撮影している。それがホグワーツ魔法魔術学校やホグワーツ城の歴史を醸し出している。

 

ロバート・パティンソンは2008年から2012年にかけて『トワイライト・サーガ』のエドワード・カレンを演じていた。クリストファー・ノーラン監督・製作・脚本『TENET テネット』(2020)のニールを演じていた。そして再び『バットマン』をリブートした、マット・リーヴス監督・製作・共同脚本『THE BATMANザ・バットマン-』(2022)が2022年3月4日にアメリカで公開予定。

クレマンス・ポエジーも『TENET テネット』に出演していた。1シーンだけだったけれど。

デイヴィッド・テナントBBCの長寿SFテレビドラマ『ドクター・フー』の10代目ドクター。2007年から2008年にNHK教育で放送されていた。

レイフ・ファインズは映画史に残る稀代の悪役をいくつも演じた。スティーヴン・スピルバーグ監督・製作『シンドラーのリスト』(1993)ではナチス親衛隊(SS)将校アーモン・ゲート少尉、ブレット・ラトナー監督『レッド・ドラゴン』(2002)ではフランシス・ダラハイド、そして『ハリー・ポッター』シリーズでは闇の魔法使いヴォルデモート卿。ちなみに『007 スカイフォール』(2012)以降は『ジェームズ・ボンド』シリーズでは、元イギリス陸軍中佐で Intelligence and Security Committee 委員長のギャレス・マロリー、Mを演じている。SS将校で闇の魔法使いがイギリス諜報機関の長。

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製作

開発

クリス・コロンバス監督は第3作のプロデューサーを務める傍ら第4作の監督をすることを検討していたが、最終的に辞退した。子どもたちと過ごす時間を大切にしたいと考えたから。

また、J.K.ローリングはクリス・コロンバス監督とプロデューサーのデヴィッド・ヘイマンと脚本家のスティーヴ・クローヴスに当時未出版だった『炎のゴブレット』の原稿を渡していたが、クリス・コロンバス監督は物語がどんどん暗くなっていくことを理解した。

アルフォンソ・キュアロン監督は『アズカバンの囚人』を完成させることに集中したいと、続編の監督を断った。

デヴィッド・ヘイマンは新しい監督を探し出すことについてこう述べた。

"When Alfonso made the decision to focus on completing ‘Harry Potter and the Prisoner of Azkaban,’ we were faced with the daunting task of finding a director to handle the complex challenges of ‘Harry Potter and the Goblet of Fire’ and to follow in the footsteps of Chris Columbus and Alfonso Cuarón. Mike’s rich and diverse body of work show him to be the perfect choice. He has worked with children, made us laugh, and had us sitting on the edge of our seats. He is great with actors and imbues all his characters, all his films, with great humanity. I’m thrilled."

Studio confirms Mike Newell will direct ''Potter IV'' | EW.com

こうして、マイク・ニューウェル監督が選ばれた。

実は『炎のゴブレット』以降は前後編の二部作構成にする案が毎回出ていたが、最終的にそれぞれ1作の映画として製作することにした。最終巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』だけは1作の映画にまとめることが不可能だったため、前後編の二部作構成になった。

マイク・ニューウェル監督は、スリラー映画として演出することで、原作の精神に忠実でありながら1作の映画にまとめられると考えたと語った。参考にするため、アルフレッド・ヒッチコック監督・製作『北北西に進路を取れ』(1959)、アラン・J・パクラ監督・製作『パララックス・ビュー』(1974)、シドニー・ポラック監督『コンドル』(1975)などのパラノイド・スリラー映画を観て研究したそうだ。

 

撮影

マイク・ニューウェル監督はとロジャー・プラット撮影監督は、Arri(アーノルド&リヒター)の Arricam LT や Arricam ST や Arriflex 435 と、 Cooke Optics の Cooke S4 とカール・ツァイスZeiss Variable Prime とアンジェニューの Angenieux Optimo とキヤノンCanon Lenses を好んで使用した。

www.imdb.com

特にレンズとフィルムストックは映像の質感がこれで決まるため、監督や撮影監督は目指すビジョンに合わせてレンズとフィルムストックを選ぶ。

en.wikipedia.org

 

音楽

ジョン・ウィリアムズさんは第4作も担当したいと考えていたが、仕事をたくさん抱えていたため断念した。2005年公開の映画だと、ジョージ・ルーカス監督・脚本・製作総指揮『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』、スティーヴン・スピルバーグ監督・製作『宇宙戦争』と『ミュンヘン』、ロブ・マーシャル監督、スティーヴン・スピルバーグ製作『SAYURI』の音楽を書いている。1作の長編映画の作曲・編曲・録音・ミックスに数か月かかるので、さらに仕事を増やすことは不可能だっただろう。

マイク・ニューウェル監督の過去作で一緒に仕事をしていたことから、パトリック・ドイルさんが音楽を担当した。

パトリック・ドイルさんはケネス・ブラナー監督との長年のパートナーとして知られている。『ハムレット』(1996)、『マイティ・ソー』(2011)、『エージェント:ライアン』(2014)、『シンデレラ』(2015)、『オリエント急行殺人事件』(2017)、『アルテミスと妖精の身代金』(2020)、『ナイル殺人事件』(2022)など。

他の代表作は、ルパート・ワイアット監督『猿の惑星:創世記』(2011)、マーク・アンドリュース監督&ブレンダ・チャップマン監督『メリダとおそろしの森』(2012)など。

ロックバンド「レディオヘッド」のジョニー・グリーンウッドとフィリップ・セルウェイが魔法界のバンド The_Weird_Sisters として演奏していたのには驚いた。

 

 

Mike Newell

ハリー・ポッター』シリーズで初のイギリス人監督。マイク・ニューウェル監督はパブリックスクール St Albans School で10代の時期を過ごし、ケンブリッジ大学のモードリン・コレッジで学んだ。だから英国のボーディングスクールの生活感が巧みに演出されている。

余談だが、ミュージカル界の名作詞家ティム・ライスもセント・アルバンス校(セント・オールバンズ学校)の卒業生らしい。アンドリュー・ロイド・ウェバーと一緒に『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』などを、アラン・メンケンと一緒に『アラジン』『美女と野獣』などを、エルトン・ジョンと一緒に『ライオン・キング』『アイーダ』を、エンニオ・モリコーネと一緒に『エル・ドラド 黄金の都』を制作した。

マイク・ニューウェル監督はロマンティック・コメディ映画『フォー・ウェディング』(1994)で映画評論と興行収入の両方で大成功を収めた。また『フェイク』(1997)も評論家から高く評価され、『モナリザ・スマイル』(2003)もヒットさせた。

Ubisoftのゲームが原作のアクション・ファンタジー映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(2010)を監督した。ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーだった。

チャールズ・ディケンズの小説が原作の『大いなる遺産』(2012)や、『ガーンジー島の読書会の秘密』(2018)などがある。

 

 

ロゴ

Warner Bros. Pictures の WB Shield logo や題名ロゴが、話が進むにつれてどんどん暗くなっている。

 

 

エンディング

エンドクレジットは、羊皮紙にスタッフやキャストの一覧が書かれている。

 

 

著作権

『秘密の部屋』の著作権表記は MIRACLE Productions GmbH & Co. KG となっている。また『アズカバンの囚人』の著作権表記は P of A Productions Limited となっている。さらに『炎のゴブレット』の著作権表記は Patalex IV Productions Limited となっている。『ハリー・ポッター』シリーズの著作権表記がワーナー・ブラザースになっていないのはこの3作品だけ。けれど対外的には Warner Bros. Entertainment Inc. が著作権を含む知的財産を保有していることになっている。3社とも、それぞれ『秘密の部屋』『アズカバンの囚人』でしか製作会社としてクレジットされていない。つまり第2作第3作第4作は映画製作のための会社を設立して、契約や権利処理を一元化したということだろうか。P of A Productions Limited は "the Prisoner of Azkaban" の省略だろうし。

ちなみに Patalex Productions Limited は    チャールズ・シャイア監督・製作・共同脚本『アルフィー』(2004)でクレジットされている。Patalex II Productions Limited はマイク・ジョンソン監督&ティム・バートン監督・製作『ティム・バートンのコープスブライド』(2005)にのみクレジットされている。Patalex III Productions Limitedクリストファー・ノーラン監督・共同脚本『バットマン ビギンズ』(2005)にのみクレジットされている。

 

 

キャスト

ハリー・ポッターダニエル・ラドクリフ小野賢章
ロン・ウィーズリールパート・グリント、常盤祐貴
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン須藤祐
セドリック・ディゴリー:ロバート・パティンソン日野聡
ビクトール・クラム:スタニスラフ・アイエネフスキー、坂詰貴之
フラー・デラクールクレマンス・ポエジー小笠原亜里沙
アラスター・ムーディ:ブレンダン・グリーソン小林修
アルバス・ダンブルドアマイケル・ガンボン永井一郎
ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス谷育子
ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン、斎藤志郎
セブルス・スネイプ:アラン・リックマン土師孝也
フィリウス・フリットウィック:ワーウィック・デイヴィス、田村錦人
アーガス・フィルチ:デイビッド・ブラッドリー
チョウ・チャン:ケイティ・リューング、川庄美雪
ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン、三枝享祐
ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス、上野容
フレッド・ウィーズリー:ジェームズ・フェルプス、尾崎光洋
ジョージ・ウィーズリー:オリバー・フェルプス、尾崎光洋
ジニー・ウィーズリー:ボニー・ライト、高野朱華
コーネリウス・ファッジ魔法大臣:ロバート・ハーディ篠原大作
ルシウス・マルフォイ:ジェイソン・アイザックス、諸角憲一
バーテミウス・クラウチ・シニア:ロジャー・ロイド・パック佐々木勝彦
バーテミウス・クラウチ・ジュニア:デイヴィッド・テナント桐本琢也
イゴール・カルカロフ:ペジャ・ビヤラク清水明
オリンペ・マクシーム:フランシス・デ・ラ・トゥーア、久保田民絵
嘆きのマートル:シャーリー・ヘンダーソン坂本千夏
アーサー・ウィーズリー:マーク・ウィリアムズ梅津秀行
リータ・スキーター:ミランダ・リチャードソン勝生真沙子
エイモス・ディゴリー:ジェフ・ラウル、長克巳
ビンセント・クラッブ:ジェイミー・ウェイレット、忍足航己
グレゴリー・ゴイル:ジョシュア・ハードマン
マルフォイとダンスを踊るボーバトンの生徒:ダニエル・クロックフォード
シェーマス・フィネガン:デヴォン・マーレイ、渡辺悠
ディーン・トーマス:アルフレッド・イーノック、山本隆平
パーバティ・パチル:シェファーリ・チョウドリー、沢城みゆき
パドマ・パチル:アフシャン・アザド、斎藤千和
アンジェリーナ・ジョンソン:ティアナ・ベンジャミン、松浦チエ
ナイジェル・ウォルバート:ウィリアム・メリング、海鋒拓也
アーニー・マクミラン:ルイス・ドイル
ハンナ・アボットCharlotte Skeoch
ガブリエル・デラクール:アンジェリカ・マンディ
フランク・ブライスエリック・サイクス佐々木勝彦
クラッブ:フィリップ・ラーム
ゴイル:リチャード・ロッソン
ワルデン・マクネア:アシュリー・アートス
エイブリー:アレックス・パーマー
ノット:イースター・フリエル
シリウス・ブラック:ゲイリー・オールドマン辻親八
ホグワーツ特急のワゴン販売員:マーガリー・メーソン
判事補:アラン・ワッツ
ジェームズ・ポッター:エイドリアン・ローリンズ、後藤敦
リリー・ポッター:ジェラルディン・ソマーヴィル、田中敦子
ピーター・ペティグリュー:ティモシー・スポール茶風林
ヴォルデモート卿:レイフ・ファインズ江原正士

 

その他:
伊丸岡篤細野雅世佐藤雄大、五味真由子、赤石広樹、高口公介、笹田貴之、濱野雅嗣、市来光弘下野紘、成家義哉、沖田愛、堀江一眞、すずきまゆみ

 

演出:木村絵理子
翻訳:岸田恵子
翻訳監修:松岡佑子
録音:田中和成
調整:高久孝雄、金谷和美、池田裕貴
編集:オムニバス・ジャパン
日本語版制作:ワーナー・ホーム・ビデオ、東北新社

 

 

スタッフ

監督:マイク・ニューウェル
脚本:スティーヴ・クローヴス
原作:J・K・ローリング
製作:デヴィッド・ヘイマン
製作総指揮:デヴィッド・バロン、ターニャ・セガーチェン
共同プロデューサー:ピーター・マクドナルド
撮影監督:ロジャー・プラット
編集:ミック・オーズリー
音楽:パトリック・ドイル
製作会社:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ、ヘイデイ・フィルムズ
配給:ワーナー・ブラザース映画

 

 

キャスティングディレクター:Fiona Weir, Mary Selway

プロダクションデザイン:スチュアート・クレイグ (Stuart Craig)
美術監督:Neil Lamont as supervising art director; Andrew Ackland-Snow as senior art director; Mark Bartholomew, Alastair Bullock, Alan Gilmore, Gary Tomkins, Alexandra Walker
セット装飾:ステファニー・マクミラン (Stephenie McMillan)
衣装デザイン:ジャニー・ティマイム (Jany Temime)

creature effects designer / makeup effects designer: ニック・ダドマン (Nick Dudman)

第二班監督:Peter MacDonald

production sound mixer: David Crozier
supervising sound editors: Randy Thom, Dennis Leonard
sound designer: Randy Thom
re-recording mixers: Tom Johnson, Mike Prestwood Smith

特殊効果スーパーバイザー:ジョン・リチャードソン (John Richardson)
クリーチャー効果デザイナー:ニック・ダドマン (Nick Dudman)
supervising animatronic designer: Chris Barton

視覚効果スーパーバイザー:ジム・ミッチェル (Jim Mitchell); Tim Alexander for ILM, Pierre Buffin, ティム・バーク (Tim Burke) as additional visual effects supervisor, Richard Clarke for Double Negative, Caine Dickinson for MPC, Ferran Domenech for MPC, Clwyd Edwards for MPC, Charley Henley for MPC, Uel Hormann for MPC, Mark Michaels for Double Negative, Ben Shepherd for MPC, Richard Stammers as additional visual effects supervisor, Simon Stanley-Clamp for Cinesite, Tim Webber for Framestore CFC, Olivier Dumont as on-set visual effects supervisor for BUF (uncredited), Kirsty Millar for Animal Logic (uncredited), Eric Pascarelli as visual effects set supervisor on second unit in Scotland (uncredited), Stuart Pitcher (uncredited)

視覚効果プロデューサー:Theresa R. Corrao; Paul Alexiou for MPC, Jill Brooks for ILM, Sarah Dowland for Framestore-CFC, David S. Dranitzke for The Orphanage, Martin Gabriel for Cinesite, Merrin Jensen for MPC, Stuart Messinger for MPC, Clare Norman for Cinesite, Emma Norton, Tim Pounds-Cornish for MPC, Julia Stannard (as Julia Wigginton) for MPC, Gemma Thompson for MPC, Nerissa Kavanagh for Animal Logic (uncredited)
visual effects executive producers: Luke O'Byrne for The Orphanage (uncredited), Murray Pope (uncredited)

CG supervisors: Ivor Middleton for Cinesite, Douglas Smythe for ILM, Robert Weaver for ILM
CG producer: Robin Saxen for Framestore-CFC

CG sequence supervisors: Robert Allman for Framestore-CFC, Andy Kind for Framestore-CFC, Justin Martin for Framestore-CFC, Andrew Rawling for Framestore-CFC
sequence supervisor: Mario Capellari (uncredited)

supervising previsualisation artist: Pawl Fulker
pre-production computer graphics supervisor: Guillaume Rocheron for BUF (uncredited)

アニメーションスーパーバイザー:Pablo Grillo for Framestore CFC, Steve Rawlins as animation supervisor of Dragon, Ship and World Cup for ILM, Max Solomon for Framestore-CFC, Mauricio Baiocchi for The Orphanage (uncredited)

character rigging supervisors: Felix Balbas for Framestore-CFC, Eric Wong for ILM

model unit supervisor: José Granell for Cinesite
model unit producer: Brenda Coxon for Cinesite
model unit executive producer: Antony Hunt for Cinesite
model workshop supervisor: Nigel Trevessey for Cinesite
directors of photography: Nigel Stone for Cinesite, Patrick Sweeney (model unit) for ILM
scanning and recording supervisor: Lorraine Johnson for Cinesite (uncredited)
motion control supervisor: Chris Shaw
video operations supervisor: Robert Sullivan for Animal Logic

matchmove supervisors: Mark Tudor-Williams for Framestore-CFC, Tim Dobbert for The Orphanage (uncredited)
rotoscope supervisor: Aaron Rhodes for The Orphanage (uncredited)
matte painting supervisors: Giles Hancock for ILM, Jason Horley for Framestore-CFC

compositing supervisor: Adrian De Wet for Framestore-CFC, Areito Echevarria for Framestore-CFC, クリスチャン・マンズ (Christian Manz) for Framestore-CFC, Ivan Moran for Framestore, Pedro Sabrosa for Framestore-CFC, Patrick Tubach for ILM

editorial supervisor: Carl Walters for The Orphanage (uncredited)