映画の後には紅茶とお菓子を

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『マンハント』(2017)の感想

マンハント
原題:追捕
英語題名:Manhunt
製作年:2017年
製作国:中国、香港
言語:北京語、日本語、英語

 

 

作品について

佐藤純彌監督『君よ憤怒の河を渉れ』(1976)のリメイク。ジョン・ウー監督は高倉健を記念してリメイク製作を決めたとか。

 

チェオクの剣』『ファン・ジニ』『奇皇后』のハ・ジウォンが暗殺者。

 

 

感想

大阪観光映画っぽい。

 

ジョン・ウー監督らしさ。

ジョン・ウー監督によると昔の演出スタイル、特に『狼 男たちの挽歌・最終章』(1989)の演出に回帰したとか。

外国出身の映画監督が撮ると日本ではないように見える。よくあること。今作に至っては日本人の撮影監督なのに。

Red Epic Dragonで撮影しているのでパキパキ。デジタル映画カメラのイメージセンサー

 

 

日本語の台本で、マスコミ用語の「容疑者」ではなく「被疑者」と正しい言葉を使っている。

 

今でも白い鳩の演出を使っているのね。

 

被疑者を逮捕すれば事件は解決と思っている警察官僚は現実では流石にいないと思いたい。警察なんて所詮は刑事手続きの入り口しか担当できない公務員だから。

 

暗殺者の女性2人が楽しそうに食事している。新鮮。

 

製薬会社の人体実験という題材が昭和っぽい。典型的な描写。原作通りだけど。

 

最初の殺人事件が霞むほど大勢の人が死んでる。

 

 「この薬で我々は人類の更なる進化を目指したんだ」 — 酒井義廣社長

本気だったの?

 

 

キャスト

ドゥ・チウ:チャン・ハンユー
矢村聡:福山雅治
遠波真由美:チー・ウェイ
レイン:ハ・ジウォン
ドーン:アンジェルス・ウー
百田里香:桜庭ななみ
酒井義廣:國村隼
酒井宏:池内博之
田中希子:TAO
浅野雄二:トクナガクニハル
堂塔:矢島健一
北川正樹:田中圭
青木:ジョーナカムラ
伊藤:竹中直人
坂口秀夫:倉田保昭
犯人A:斎藤工
犯人B:吉沢悠
クラブの女性DJ:DJ HILOCO a.k.a. neroDoll(カメオ出演)

 

 

スタッフ

監督:ジョン・ウー
脚本:ニップ・ワンフン、ゴードン・チャン、ジェームズ・ユエン、江良至、ク・ゾイラム、マリア・ウォン、ソフィア・イェ
原作:西村寿行
製作:ゴードン・チャン、チャン・ヒンカイ
製作総指揮:ピーター・ラム、ラ・ペイカ
音楽:岩代太郎
撮影監督:石坂拓郎
編集:ウォン・ホイ、リー・カウ
製作会社:Media Asia Film Production, China Film, Media Asia Audio Video Distribution, Shenzhen Murmur Culture Communications
配給:影連伝媒 (United Entertainment Partners) (中国)、ギャガ (日本)

 

美術監督種田陽平
衣装デザイン:小川久美子
アクション振付:園村健介