『シャイン』
原題: Shine
製作年：1996年
製作国：オーストラリア
作品について
実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた伝記ドラマ映画。
感想
良い映画。
デイヴィッド・ヘルフゴットは統合失調感情障害だそうだ。
父ピーターが毒親として描写されている。評論家や家族などは、この映画は誤りが多いと批判している。
最後は夫婦で父親が眠る墓地の公園を訪れるシーンで終わる。
作中のピアノ演奏はデイヴィッド・ヘルフゴット自身が弾いている。手だけのショットの代役(hand double)でもある。
主演のジェフリー・ラッシュは14歳までピアノを習っていたので、数十年ぶりに特訓したそうだ。説得力のある演奏のお芝居ですごいね。
製作会社のSouth Australian Film Corporation, Film Victoria, Australian Film Finance Corporationは州政府や連邦政府の映画製作公社。
音楽
フレデリック・ショパン作曲、ポロネーズ第6番変イ長調 作品53(『英雄ポロネーズ』)
ロベルト・シューマン作曲『子供の情景』作品15 第10曲 「むきになって」
フランツ・リスト作曲(または編曲)『ラ・カンパネラ』(ニコロ・パガニーニ作曲、ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調『ラ・カンパネラ』作品7 第3楽章 ロンド(アレグロ・モデラート) ロ短調 にもとづく)
フランツ・リスト作曲、ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
ニコライ・リムスキー＝コルサコフ作曲『熊蜂の飛行』、セルゲイ・ラフマニノフ編曲
アントニオ・ヴィヴァルディ作曲、グローリア ニ長調 RV.589、David Hirschfelder & Ricky Edwards編曲
フランツ・リスト作曲、3つの演奏会用練習曲 第3曲 「ため息」
アントニオ・ヴィヴァルディ作曲、モテット『まことの安らぎはこの世にはなく』 RV.630、David Hirschfelder & Ricky Edwards編曲
ルイージ・デンツァ作曲『フニクリ・フニクラ』、David Hirschfelder & Ricky Edwards編曲
セルゲイ・ラフマニノフ作曲、ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30、David Hirschfelder編曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲、交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」、David Hirschfelder & Ricky Edwards編曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲、ピアノソナタ第23番ヘ短調 作品57、Ricky Edwards編曲
フレデリック・ショパン作曲、前奏曲 作品28 第15番 変ニ長調
キャスト
デイヴィッド・ヘルフゴット：ジェフリー・ラッシュ(山寺宏一)
青年期：ノア・テイラー(家中宏)
少年期：アレックス・ラファロウィッツ(三浦斗夢)
ピーター・ヘルフゴット：アーミン・ミューラー＝スタール(有川博)
ジリアン：リン・レッドグレイヴ(小宮和枝)
セシル・パークス：ジョン・ギールグッド(納谷悟朗)
字幕翻訳：関美冬
スタッフ
監督：スコット・ヒックス
脚本：ジャン・サーディ
原案：スコット・ヒックス
製作：ジェーン・スコット
音楽：デヴィッド・ハーシュフェルダー
撮影監督：ジェフリー・シンプソン
編集：ピップ・カーメル
製作会社：サウス・オーストラリアン・フィルム・コーポレーション、フィルム・ヴィクトリア、オーストラリアン・フィルム・ファイナンス・コーポレーション、モーメンタム・フィルムズ、パンドラ・シネマ、BBCフィルムズ
配給：ローニン・フィルムズ (豪州)、ファイン・ライン・フィーチャーズ (米国)、KUZUIエンタープライズ (日本)
