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『SK∞ エスケーエイト』第7話の感想

『SK∞ エスケーエイト』第7話「つりあわねーんだよ」

 

作品について

林明美さんが絵コンテ。一部シーンを林明美さん自身が演出したようだ。

矢野孝典さんが演出。『邪神ちゃんドロップキック』第2期の監督。ボンズ作品に何度も参加している。現在放送中の『裏世界ピクニック』第5話の演出をしていた。

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感想

第2話でレキは双子の1人ななかを3番目の妹と言っていた。第7話では中学生くらいの妹が登場。

ランガのお母さん菜々子さんは看護師。シングルマザーで子育てするには、経済的には問題ないと思われる。「夜な夜な抜け出してどこに行ってるやら」という言葉は、息子だからこの距離感なのではないかと思う。もし娘が夜中に遊んでいたら、親として気が気でないだろう。

 

ランガのハーフパイプを滑るPOVショット。

 

ランガがどんどん先に行ってしまう、取り残された気がするレキ。ランガは親友だから本人には愚痴を言わないレキ。

 

やっぱりかつて愛抱夢はジョーとCherry blossomから離れていった。「お前たちとのお遊びはもう卒業しないとな」と告げて。

愛抱夢は父親にスケートボードを見つかり、焼却処分された。

 

高野議員と神道愛之介は国会議員? それとも沖縄県議会議員? 意図的にボカしているのだろうけれど。第5話では2人は国会議事堂で立ち話をしていた。第7話では沖縄県庁舎にいたようだ。

鎌田警部補は東大出のキャリア、つまり国家公務員として警察庁に入庁して沖縄県警に異動(出向)している人かな。第6話で「やあ、今日は要人警護かい?」と、神道愛之介と顔見知りだった。

政治絡みの案件は東京地検大阪地検か名古屋地検の特別捜査部が出張る傾向にあるけれど。札幌地検仙台地検さいたま地検千葉地検横浜地検京都地検神戸地検広島地検高松地検福岡地検には特別刑事部がある。特捜部には、無実の人を陥れるために(有罪にするために)主任検事が証拠を改竄し、特捜部長と特捜副部長がその事実を組織的に隠蔽した前科がある。検察官の妄想ストーリーに沿うよう、証拠をつぎはぎつぎはぎ。検察官も職務において違法行為を行う。2010年はたまたま発覚しただけ。検察の日常。

 

使用人さんたちからも心配される神道愛之介。

政治家の犯罪や不祥事は、トカゲのしっぽ切りで秘書が泥を被るのが政界のお約束。

 

 

余談

総作画監督として千葉道徳さんと菅野宏紀さんに加えて徳岡紘平さんがクレジットされた。

昨今の事情を考えると、少ない作監総作監でこの作画を世に送り出せるのはすごいと思う。各話の原画さんが描ける人たちだから、ということなのだろう。忘れてはならないのが動画さんと仕上げさんたち。

 

 

キャスト

喜屋武 暦(レキ):畠中祐
馳河ランガ:小林千晃
MIYA / 知念実也:永塚拓馬
シャドウ / 比嘉広海:三宅健太
Cherry blossom / 桜屋敷 薫:緑川光
ジョー / 南城虎次郎:松本保典
愛抱夢(アダム) / 神道愛之介:子安武人
菊池忠:小野賢章
馳河菜々子:園崎未恵
岡正吉:大隈健太
鎌田貴理子:本田貴子
喜屋武正恵:福島桂子
喜屋武月日:千本木彩花

 

 

第7話スタッフ

脚本:大河内一楼
絵コンテ・シーン演出:林明美
演出:矢野孝典

作画監督:徳岡紘平、大貫健一、吉井弘幸、細川修平

 

 

シリーズスタッフ

原作:ボンズ、内海紘子
監督:内海紘子
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクター原案:内海紘子
キャラクターデザイン:千葉道徳
総作画監督千葉道徳、菅野宏紀、徳岡紘平
サブキャラクターデザイン:大貫健一
スケートボードデザイン:Studio No Border
プロップデザイン:植野千世子、菅野宏紀、長谷川竹光、平鹿幸恵、倉本和希、岡田直樹
色彩設計:後藤ゆかり
美術監督:近藤由美子
3DCG監督:安東容太
撮影監督:池上真崇
編集:山岸歩奈実
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男、西佐和子
音楽:高橋諒
音楽制作プロデューサー:山内真治
音楽制作:アニプレックス
チーフプロデューサー:三宅将典
プロデューサー:瓜生恭子、田中昂、外川明宏
アニメーションプロデューサー:鈴木麻里
制作デスク:守田幸司、竹本順仁
設定制作:大槻真之
設定制作補佐:名古屋元暉
スケートボード設定制作:菅野調
アニメーション制作:ボンズ
製作:Project SK∞(アニプレックスボンズABCアニメーションムービック)