『私の頭の中の消しゴム』感想

『私の頭の中の消しゴム』
原題：내 머리 속의 지우개
英語題名：A Moment to remember
製作年：2004年
製作国：韓国

作品について

イ・ジェハン監督・脚本。

江頭美智留&松田裕子脚本、唐木希浩&岡本浩一&森田空海演出、ザ・ワークス制作協力、読売テレビ制作『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(2001)が原作。

恋愛ドラマ映画。

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感想

いい映画。

若年性アルツハイマー病にかかり認知症になった女性と、その妻を支える夫の物語。

原作のテレビドラマは観ていないけれど、骨格だけ残して改変したという印象を受ける。これを換骨奪胎という。日本のラブストーリーの要素があまりない。

日本の創作物だと、難病ものとして物悲しい話になるが、韓国を舞台にこの描写だと途中までは物悲しいとは感じない。診断されて以降は、進行が速いから物悲しくなる。

コンビニで知り合いが集まったシーンで、マーティン・スコセッシ監督・製作『シャッター アイランド』(2010)にならないといいねと思った。

結婚式のシーンで『誰も寝てはならぬ』。ジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇『トゥーランドット』。まあ合っていないわけではない。

ソン・イェジンはユン・ソクホ監督の『四季シリーズ』第3作『夏の香り』(2003)のシム・ヘウォン。最近だと『愛の不時着』(2019)のユン・セリ。

キャスト

チェ・チョルス：チョン・ウソン；三木眞一郎、谷原章介
キム・スジン：ソン・イェジン；小林さやか、小西真奈美
ソ・ヨンミン室長：ペク・チョンハク；堀内賢雄、加藤亮夫
アンナ・チョン：イ・ソンジン； - 、百々麻子
キム社長：パク・サンギュ；小島敏彦、小川真司
スジン母：キム・ヒリョン；松岡洋子、大西多摩恵
チョンウン：ソン・ジヒョン；木下紗華、浅野真澄
オ・マダム：キム・ブソン；宮寺智子、小宮和枝
ファン会長：イ・ハン；佐々木敏、佐々木梅治
寺大工：チャン・イナン；大塚周夫、納谷悟朗
イ医学博士：クォン・ビョンギル；山野史人、岩崎ひろし

ソフト版
演出：高橋剛
翻訳：芝谷真由美
調整：新井保雄
制作：HALF H・P STUDIO

フジテレビ版
演出：高橋剛
翻訳：芝谷真由美
調整：栗林秀年
制作：ブロードメディア・スタジオ
初回放送：2006年12月16日『土曜プレミアム』

字幕翻訳：佐沢まき

スタッフ

監督：イ・ジェハン(이재한)
脚本：イ・ジェハン
脚色：キム・ヨンハ(김영하)、パク・ギョンジン(박경진)
原作：江頭美智留、松田裕子『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』
製作：チャ・スンジェ(차승재)
撮影監督：イ・ギョンジュ(이준규)
編集：ハム・ソンウォン(함성원)、최민영
音楽：キム・テウォン
製作会社：サイダス(Sidus)
配給：CJエンタテインメント

配給(日本)：ギャガ

テーマ曲：A Moment to Remember (原題：『風笛』、作曲：大島ミチル)