映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『シックス・センス』: 名作映画

シックス・センス
原題: The Sixth Sense
製作年:1999年
製作国:アメリカ合衆国

 

感想が『シックス・センス』から何度も脱線してます。

 

 

感想

懐かしい。久々に観た。
何度観てもおもしろい。

ネタバレやオチを知っていても、再度観て楽しめる映画。
叙述トリックや「信頼できない語り手」と呼ばれている手法。

 

超自然心理スリラー映画(supernatural psychological thriller film)。

題名は文字通り「第六感(霊感)」のこと。
日本語だと「シックスス・センス」は言いにくいので『シックス・センス』になったと思われる。"th"の音は日本語にはないし。"s"の音と"th"の音を区別して表記できないし。
定冠詞"the"の存在を無視したり、『ザ・インターネット』(1995)のように音の変化を無視したりするのはいつものこと。
単数形と複数形を気にしないのもよくあること。

 

 

M.ナイト・シャマラン

スティーヴン・スピルバーグの後継者とまで言われたのも今は昔。『シックス・センス』以降、00年代前半頃までかな。
堅実な映画監督・映画プロデューサーのスティーヴン・スピルバーグとは違い、M.ナイト・シャマランは波が大きすぎる。ヒットメイカーとして。

M.ナイト・シャマランは結局、自身の名作映画『シックス・センス』を超えることができない映画監督になってしまった。
近年は「おっ、復活したかな?」と思わせる作品もあるけど、長く低迷していた。苦しんでいた。

 

 

ブルース・ウィリス

ダイ・ハード』シリーズなどアクション映画の俳優という印象が強いブルース・ウィリスだけど、若いときは『こちらブルームーン探偵社』で歌唱を披露していたり、シリアスなお芝居からコメディまで対応できる良い役者。
ロバート・ゼメキス監督『永遠に美しく…』、クエンティン・タランティーノ監督『パルプ・フィクション』、マイケル・ベイ監督・製作、ジェリー・ブラッカイマー製作『アルマゲドン』など。

 

リュック・ベッソン監督『フィフス・エレメント』はリー・ルーの描写が"Born Sexy Yesterday"と評されている。
"Born Sexy Yesterday"は「無知で純粋でセクシーな女性」*1の意味。また、平凡な男性が純真無垢な女性にとって特別な存在になる、という特徴もある。*2

www.youtube.com

 

ハーレイ・ジョエル・オスメント

ハーレイ・ジョエル・オスメントは1990年代から00年代半ばまで、子役としてハリウッドを無双していた印象がある。
シックス・センス』で11歳にしてアカデミー助演男優賞にノミネートされた。

ロバート・ゼメキス監督『フォレスト・ガンプ 一期一会』の最後のシーンで登場したガンプの息子、ミミ・レダー監督『ペイ・フォワード 可能の王国』のトレバー、スティーヴン・スピルバーグ監督『A.I.』のデイビッド、など。また、スクウェア・エニックスによるディズニー作品とのコラボレーションRPGキングダム ハーツ』シリーズのソラの英語版。
BBCのドキュメンタリーミニシリーズ『決定版!SF映画年代記』にも出演している。

 

ハリー・ポッター

スティーヴン・スピルバーグ監督が『ハリー・ポッターと賢者の石』の監督候補としてプロデューサーたちと話をした際に、スティーヴン・スピルバーグ監督がハリー役に挙げたのがハーレイ・ジョエル・オスメントという噂があった。
また、スティーヴン・スピルバーグ監督が、3DCGアニメーションにする、アメリカの学校を舞台にする(つまりアメリカのティーンエイジャーとして描写する)、複数巻の要素をまとめる、などのアイディアを出したと噂されたが、プロデューサーのデヴィッド・ヘイマンは噂を否定した。*3
実のところ、スティーヴン・スピルバーグ監督は監督や製作の仕事をたくさん抱えていたし、DreamWorks SKGの経営もしていたため、『ハリー・ポッター』に参加する暇がなかったようだ。『マイノリティ・リポート*4、『SAYURI*5スタンリー・キューブリック監督が生前に開発していた企画『A.I.』。仮にスティーヴン・スピルバーグが監督か製作で参加していたら、ワーナー・ブラザースとドリームワークスの共同製作になっていただろう。
その後スティーヴン・スピルバーグ監督がハーレイ・ジョエル・オスメント主演で製作したのが『A.I.』。

その後もプロデューサーたちは多くの映画監督と話をした。
M・ナイト・シャマラン監督も候補として話をした1人らしい。『アンブレイカブル』の製作とスケジュールが重なったため無理だったようだ。

最終的に、原作に忠実に作ることをプロデューサーに強く語り、2時間の映画にまとめるための構想やアイディアをプレゼンしたクリス・コロンバス監督が選ばれた。

Columbus pitched his vision of the film for two hours, stating that he wanted the Muggle scenes "to be bleak and dreary" but those set in the wizarding world "to be steeped in color, mood, and detail." He took inspiration from David Lean's adaptations of Great Expectations (1946) and Oliver Twist (1948), wishing to use "that sort of darkness, that sort of edge, that quality to the cinematography," while being further inspired by the colour designs from Oliver! (1968) and The Godfather (1972).

en.wikipedia.org

そして最も成功した映画フランチャイズの1つになった。
美術や衣装やプロップなどの世界観、SFXとVFXによる魔法の表現、ジョン・ウィリアムズの音楽、キャスティングなど、その基礎を創り上げたクリス・コロンバス監督の功績は計り知れない。

 

 

Hollywood Pictures

かつて存在した映画製作スタジオ"Hollywood Pictures"。ウォルト・ディズニー・スタジオ傘下で、タッチストーン・ピクチャーズと同様に大人向け映画を製作していたレーベル。
そのハリウッド・ピクチャーズで最も興行収入が良かったのが『シックス・センス』。
ウォルト・ディズニー・ジャパンが配給せず、東宝東和に配給権を売ったのは興味深い。

ディズニー日本法人はストリーミング配信権は持っていても、日本でのホームエンターテインメント配給権(Blu-ray Disc/DVD発売)はポニーキャニオンが持っているらしい。

www.disney.co.jp

www.ponycanyon.co.jp

 

 

キャスト

マルコム・クロウ:ブルース・ウィリス菅生隆之, 内田直哉, 磯部勉
コール・シアー:ハーレイ・ジョエル・オスメント矢島晶子, 伊藤隆大
アンナ・クロウ:オリヴィア・ウィリアムズ;唐沢潤, 島本須美, 田中敦子
リン・シアー:トニ・コレット勝生真沙子, 堀越真己, 駒塚由衣
ヴィンセント・グレイ:ドニー・ウォルバーグ;伊藤和晃, 平田広明
キラ・コリンズ:ミーシャ・バートン;林玉緒, 小林沙苗, 小林野和
ヒル医師:M・ナイト・シャマラン長克巳, 佐久田脩, -
ダレン:ピーター・タンバキス;近藤玲子
トミー:トレヴァー・モーガン亀井芳子
スタンリー・カニンガム:ブルース・ノリス;後藤敦, - , 井上倫宏

 

吹き替え版はソフト版、日本テレビ版、機内上映版

 

 

スタッフ

監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
製作:フランク・マーシャルキャスリーン・ケネディ、バリー・メンデル
製作総指揮:サム・マーサー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影監督:タク・フジモト
編集:アンドリュー・モンドシェイン
製作会社:ハリウッド・ピクチャーズ、スパイグラス・エンターテインメント、ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー、バリー・メンデル・プロダクションズ
配給:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ・ディストリビューション (米国)、東宝東和 (日本)

 

プロダクションデザイナー:Larry Fulton
アートディレクター:Philip Messina
セット装飾:Douglas A. Mowat
衣装デザイン:Joanna Johnston
キー・メイクアップアーティスト:Michal Bigger
キー・ヘアスタイリスト:Francesca Paris

サウンドデザイン / supervising sound editor:Michael Kirchberger

特殊効果スーパーバイザー:Garry Elmendorf
デジタルエフェクトスーパーバイザー:Tim Landry for Dream Quest
視覚効果プロデューサー:David McCullough for Dream Quest